森茂雄の発言 (電気委員会)
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○説明員(森茂雄君) お答えいたします。只今海上轉移の問題について御説明がありましたが、只今海上輸送について計画しておりまする数量は、約七千トンの木炭を港頭へ集積しております。それから薪については二万八千総積トンの薪を集積してやつております。これは薪炭の輸送を海上に轉移するという問題は、お説の通りでありまして、我々といたしましては、海上輸送で行き得るところは、極力これによるということでやつております。特に岩手、福島縣の地方につきましては、機帆船、運輸省の海運総局等の御努力によりまして特に重油の配当を頂いて海上輸送をはかつております。外の物資と違いまして薪炭につきましては、鉄道よりも船賃が輸送において十倍もかかるという問題は、現在特別会計でやつておりまする関係上、政府の負担としてやつておりまする関係上、海上を嫌うということは絶対にないわけでありまして、この点は非常に便宜でありまするが、何しろ海に近い所に薪炭の生産がないというような関係上、そこまでに持つて行くトラツク輸送なり陸上輸送の大運送等の関係も見計らつてやらなければならん。只今岩手の方が非常に水害で、いいと思う線の鉄道線も切れておるところがありますので都まで持つて來る施設等について、関聯づけて努力いたしております。特に近場の茨城であるとか、それからどうしてもやらなければならん高知あたりについては、これは勿論非常な活動をやつておるわけであります。これは港に集積する点において、或る程度港へ持つて來るまでに苦労がある、こういうことを申上げておきます。重油その他の点につきましては——船、重油等の点については、今非常に支障を感じたことはございません。お説の線に沿うて我々は努力いたしたいと思います
それから大阪、京都等の問題、それから名古屋の問題を御指摘になつたわけでありますが、大阪、京都、神戸に比較しまして、どちらかというと、名古屋が昨年もそうだと思いましたが、いつも状況が惡いわけであります。名古屋につきましては、特に入荷を図る地区は長野縣、山梨縣、岐阜、三重縣等でありまするが、岐阜等はやはり富山等の地域的関係等もありまして、なかなか計画通り入らんという関係がありますが、特に最近島根等も名古屋と力強くリンクいたしまして、非常に下廻つておりましたが、八月までの実績では、名古屋は非常に入荷が囘復いたしております。それで、結論といたしましては、名古屋につきましては東京神奈川、埼玉程度には、これは最低限度確保できまするが、京都、大阪、兵庫と比較しては、これは現在の状況では、その数量ほど行かないと思います。
簡單に木炭について申上げますると京都、大阪、兵庫あたりへは、正月までに一俵を、これは配給し得ると思いまするが、名古屋等へはやはり東京、神奈川、埼玉等水害を受けた、影響のある地方ほどではありませんけれども一俵配給するということは、非常に困難が伴うことと存じます。只今高知その他にリンクしない地区までも愛知とリンクさせまして、特にお説のような機帆船の活動に一部よつておりまするが、極力京阪神並びに名古屋を引上げるべく努力を続けておるような状態であります。