栗山良夫の発言 (電気委員会)

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○栗山良夫君 今電力局長から、國民の協力を得なければ、円満なる遂行はできないと、特に電氣業者も労働組合も、あらゆる者が一体になつてやつて行きたいと仰しやいましたが、ただ、その通りだと私は思いますけれども、國民の協力を要請するためには、一つの前提條件がなければならない。その前提條件が如何にしてうまく果されるかどうか。國民運動をやるにしても、それが前提條件にならなければならんと思いますが、その前提條件というのは何かと申しますと、結局ここで今論議されているような総合的燃料対策というものが國民の前に一刻も早く公表せられて、そうした薪炭なり電力なりが非常に乏しいのだ、乏しいのを國民が分け合つて、今年の冬を越そうではないか、こういう一つの燃料に対するところの眞相が発表されない限りにおいては、私は到底國民に訴えることはできないと思います。ところがこの間新聞で私共も実に驚きましたのは、どこから出たか存じませんが、從量需要家は電燈電熱を使つてよろしい。これは申込めば点けてやる。このようなことが新聞に出たのでありますが、こういうような燃料の逼迫した眞相が発表されない前に、ああいつたようなものが発表されて國民に非常に安易感を與えたということは、私は非常な手落ではないかと考えておる。この点についてどうしてああいう考えでおやりになつたのか、そうしてどの程度の責任ある所から出たのか。この点を一つ伺いたいと思うのであります。それからもう一つは、今申された如くに、今年の冬は先ず盗用という問題、それから電力制限にしても十分には手当ができないという問題。從つて從量需要家も相当に罰金料金があるにいたしましてもそれは使われると思うのでありますが現実の問題としてそうなると思います。そういう点から電力の緊急突破計画というものは或る程度破綻を生じた場合の措置というものを考えて置かなければならん。これについて緊急停電で行かれるのか、或いは万止むを得ない場合には大口需要に対しても或る程度の制限を加える。そうして一般國民用の電力は確保をして行くのか、その辺の基本的な方針ですね、これを先ず伺つておきたい。今年の冬緊急停電をやるということになれば、私は電熱なりガスがあるところへは薪炭も配給しない、こういうふうな建前になつておるのでありますから、カードによつて薪炭の配給は受けていない。そうして電熱は緊急停電防止のための総合対策が実施されないで、止むを得ず緊急停電をやつて行く、こういうことになれば、國民は非常に混乱を私は起すと思う。この辺についてはつきりした見通しとその対策を持つていない限りは、由々しい問題が起きて來るのじやないかと思いますので、その点を明らかにしてされたい。

発言情報

speech_id: 100114841X00819471018_028

発言者: 栗山良夫

speaker_id: 24197

日付: 1947-10-18

院: 参議院

会議名: 電気委員会