林誠一の発言 (電気委員会)

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○專門調査員(林誠一君) それでは簡單に御説明を申上げます。刷物の終りから三枚目に書いてございますが、簡略にしておりますから、補足的の説明を申上げますと、陳情者は、最近数回東京都内で集りをやつて、盛んに電力危機突破を民主的にやろうと企てておりまする東京都電力協議会準備会の代表者の方々によつてなされております。その二十名の連署を以て出ておりまして、その陳情者は各種工場経營者、労務者、各方面の人が相当網羅されております。これの陳情の趣旨は、そこに書いてありますから、本文につきましては、簡單に申上げますが、現在の電力危機突破をしないことには生産の低下と家庭生活の暗黒とで、民生の安定も期し得ない。これがためには電源を増強して貰いたいという趣旨でございまして、但しこの電源増強と申しますと、甚だ漠然としておりまして、発電所を作るように感じられるのでありますが、その説明書の内容を申上げますと、電源増強とここに申しております意味は、この危機を突破するために、必要な火力の運轉をして貰いたいという意味でございます。それに対して火力用の石炭として、本州中央部に対して百二十九万トンの火力用炭を確保してくれ、その石炭を焚く発電所はこれこれであるということで、発電所名及びそのおのおのの発電所の出すべき出力を書いております。それが第一項でございます。
 第二項においては、現在の配電上の電源的の困難以外に、配電線の問題があるわけでございます。これは毎度問題になります緊急停電をやる場合にも、成るべく公平にせよという意見が、只今非常に強いのでありますが、そのために配電線を或る程度増設いたしまして、部分的に要確保電力とその他の需用家とを切り離す作業をしなければならんわけであります。そのために配電線用の銅線を一万一千五百トン、それから十キロ平均の変圧器を一万三千五百台、それから油入り開閉器を一千台、並びにこれに使います絶縁油を三百五十キロリツトルを配電設備増強のために配給してやつて貰いたい。
 その二本建てでございます。
 前の方は、火力の発電をできるだけ確保して、現在の設備において、渇水期において火力を事欠かないようにしたいということ。あとの方におきましては、その配電線の増強をいたしまして、できるだけ便乘負荷というものを少くし、又配電線を強化することによりまして、配電線の損失を少くし、消極的に電力の損失を減じたい。その二つの筋で陳情をしておりますわけです。
 ついでに申上げますが、配電線を一万一千五百トン注ぎこむことによつて、電力の損失として五万キロ浮くであろうということも附加えております。

発言情報

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発言者: 林誠一

speaker_id: 5429

日付: 1947-11-14

院: 参議院

会議名: 電気委員会