電気委員会

1947-11-14 参議院 全122発言

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会議録情報#0
  付託事件
○電力料金の改訂並びに電力制限緩和
 に関する請願(第二百六十八号)
○でん粉加工事業用電力の取扱ひに関
 する請願(第二百八十七号)
○電力制限の公平に関する陳情(第三
 百六十三号)
○電化浴場に対する電力制限を撤廃す
 ることに関する請願(第二百二十二
 号)
○九州地方における電力復興に関する
 陳情(第四百三十四号)
○関東地方電源増強に関する陳情(第
 四百六十一号)
○電力割当に関する請願(第四百二十
 七号)
○今冬の電力危機突破に関する請願
 (第四百六十九号)
  —————————————
昭和二十二年十一月十四日(金曜日)
   午後一時十八分開会
  —————————————
  本日の会議に付した事件
○綜合燃料対策に関する件
○九州地方における電力復興に関する
 陳情(第四百三十四号)
○関東地方電源増強に関する陳情(第
 四百六十一号)
○でん粉加工事業用電力の取扱ひに関
 する請願(第二百八十七号)
○電力料金の改訂並びに電力制限緩和
 に関する請願(第二百六十八号)
○電化浴場に対する電力制限を撤廃す
 ることに関する請願(第三百二十二
 号)
○電力割当に関する請願(第四百二十
 七号)
○電力政行に関する緊急質問
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佐々木良作#1
○委員長(佐々木良作君) それじや委員会を開会いたします。今日の議題といたしましては、綜合燃料並びに動力対策の取扱に関する件と、それから公報でお知らせいたしました請願並びに陳情の扱いの件について御相談いたしたいと思います。先ず綜合燃料対策関係の取扱に関する件を御報告申上げます。この前の委員会で御承認を得まして、決定をして差出しました綜合燃料並びに動力対策に関する調査承認要求は、議長に宛て提出いたしまして、そして議長の方で運営委員会の諮問を経て承認の通知が参つております。從つてこの調査承認要求はそのまま承認されてありますから、これに基いてあの内容にありました方法を使つて審議に入りたいと思います。その方法と申しますのはこの前お諮りいたしましたように、鉱工業委員会、それから農林委員会、運輸交通委員会の三委員会に、この電氣委員会から、連合委員会の請求をいたしまして、そうしてこの四つの連合委員会で以て、今の綜合燃料、並びに動力対策の調査審議をするということになるわけです。そういふ方法で以て早速この審議を始めることに御異議ありませんでしようか。
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佐々木良作#2
○委員長(佐々木良作君) では早速できるだけ早い機会に出発するように処置したいと思います。この問題につきまして外に御質問なり御意見なりありませんでしたら、直ぐ陳情請願の方に入りたいと思いますが、よろしうございますか。
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佐々木良作#3
○委員長(佐々木良作君) それでは予定しております請願は、請第二百六十八号、同じく二百八十七号、三百二十二号、四百二十七号の四件、並びに陳情書の陳四百三十四号、四百六十一号の二件であります。紹介議員には連絡してあるのでありますが、まだここに参られておりませんから、紹介議員のない陳情書の方からでも先に審議いたしましようか。よろしうございますか。
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佐々木良作#4
○委員長(佐々木良作君) その中に請願の方の紹介者も見えるかと思いますので、先に陳情の方から審議して頂きます。それでは陳情書の四百三十四号、九州地方における電力復興に関する陳情を問題に供します。專門調査員の説明を願います。專門調査員がちよつと見えませんが……。なお今の時間を利用してちよつと申上げますが、近畿二府縣地区冬期電力対策というパンフレツトをお配りしたと思います。これは一昨日近畿二府五縣の縣会議員の代表の方が見えまして、そうして正式な陳情の手続をとられていなかつたのでありますけれども、この内容の陳情を電氣委員長宛にされました。それで電氣委員の各位にこの内歩をお傳え願つて、そうして善處して頂きたいというお申出でがありましたので、その文書をそのまま正式な陳情書に直して手続はとつてありますけれども、陳情関係で会期が迫つておりますので、今会期に載れるかどうか分らん情勢にありすまから、一應プリントしてお手許にお配りしました、こういう内容の実際的な陳情請願、があつた。だから皆さんの御承知を得たい。こういう意味でお配りしたわけであります。それでは今の四百三十四号を問題に供します。
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林誠一#5
○專門調査員(林誠一君) 非常に簡單な陳情でございますが、現在九州地方はすでに度々この席でお話がありましたが、電力不足のために産業生産に非常な破綻を來たしておる。で電力問題を解決しなければ、民間貿易の諸事業も目的の達成がむづかしい。で、それに対する唯一の方法としましては、九州地区の火力発電の復興を積極的に実行に移して貰いたい。なお本州からの送電も急速に殖やして貰いたい。そうして一般の電力の消費者への適正配給、電力の消費の合理化等をやつて、現在の九州地区の電力危機を解決して貰いたいという趣旨でありまして、前回の十一月十日の委員会で諮りました請願の二百四十五号、配電強化に関する請願とありますのを文書に直したような内容でございまして、他に新しいことはないようでございます。
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佐々木良作#6
○委員長(佐々木良作君) 如何ですか。今の九州地方電力復興に関する陳情に関しまする取扱いにつきまして御意見がありましたらお願いいたします。或いは御質問でもどうぞ……。
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大山安#7
○大山安君 この陳情に対しまして專門調査員としての御意見を伺いたい。
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佐々木良作#8
○委員長(佐々木良作君) これの取扱に意見があつたら伺いたいということです。
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林誠一#9
○專門調査員(林誠一君) 取扱といたしましては、前回の取扱がまだ結論的に御用相談はしてございませんけれども、勿論政府としても現在既に実行にのせておることでありますが、別の請願者からの請願という意味で、同じく政府に傳達して、尚強力に電力供給の強化について善処して貰うのが適当ではないかと考えております。
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佐々木良作#10
○委員長(佐々木良作君) 今の調査員の報告は、要するに採択をして政府に送付すべきものと認めるという御意見だと思います。御意見ありましたら……。
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大山安#11
○大山安君 調査員の方として、政府に傳達して、政府がこれを可能ならしめるというような計画が立つておるかどうか。その点が分つておりましようか。その陳情に基いて、委員会の方で政府にそれを傳達し、それで政府がそれを、可能ならしめることができるかどうかという感想ですな。それが大体のところお分りにたつておるか。
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佐々木良作#12
○委員長(佐々木良作君) これに対して政府がどういう意見、準備を整えておるかどうかということですね。政府委員が來ることになつておりますが……
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大山安#13
○大山安君 專門調査員としてどういうふうな、つまり予想ですか、予想でようございますから、それに対して……
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林誠一#14
○專門調査員(林誠一君) 只今の御質問に対しましては先ず火力の動員、これにつきましても、政府としましては電力局長も現地に出張しまして、これが促進について努力をいたしておりますし、この間委員長が視察においでになつた時のお話でも、又現地からの発電関係の説明員が参りました時のお話からしましても、数字はちよつと記憶いたしませんが、この冬までに二十一万キロでしたかの火力発電を可能ならしむるように準備を整えておると申しますから、火力の発電の復旧につきましては、今後も勤労者物資その他食糧加配という別途の面の援助を今後続けまして、恐らく只今の計画の程度は行くじやないかと思つております。
 ついでに申上げますが、只今の計画というのは、ほんのこの冬を乘り切るだけの程度のものでありますから、この冬一月乃至二月に復旧いたしますものはほんの仮の手当というふうに考えられますので、永久的な解決につきましても今後もなほ政府の努力を要することと考えております。
 それから第二の、本州方面よりの電力の送電を増加するという面は、これは恐らく現在三万五千キロ程度の能力しかございませんから、現在以上のことは差当り本当の目標ではできないかと思います。これも將來の考えとして、やはりその線に沿いますならば送電容量の増加というようなことを新たに計画しなければいけないと思いますが、差当りの計画の程度は参ると思つております。
 それから第三の適正配電と電力の消費合理化ということにつきましては、先般來消費規正の規定が出ておりますし、他面、電力危機突破の運動方面で民間の協力も得られますならば、これは浸透の程度の問題でありますが、或る程度の改善は見るじやないかと考えております。
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大山安#15
○大山安君 そうしますと、調査員の意見としては、とにかく当面は委員会において鞭撻すればやや解決するというようなことになるのですか。
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林誠一#16
○專門調査員(林誠一君) お答えいたします。火力設備の復旧と申しましても、これには資材資金関係及び相当の日数がやはりかかりますし、本格的の修理をいたしますためには、発電所によりましては積極的にその発電所を止めて修理をするということまでやりませんと解決しないのであります。只今の状況としましては、止めて本格的に修理をするということは事情も許さないでしようし、その段階でないものですから、計画もまだ具体化はしてないと思います。そういう意味で、当面計画された程度の補修は行くだろうという意味で申上げましたのであります。本格的の復旧というものは今後数年間やはり相当の努力を続けて参らないと完成しないのではないかと考えております。
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飯田精太郎#17
○飯田精太郎君 この陳情は先達つての請願の二百四十五号と大体同じような筋合になつておりますし、尤もな陳情と思いますので、本会議に報告されて内閣へ送付するということにしたらどうかと思います。
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佐々木良作#18
○委員長(佐々木良作君) 飯田委員の御意見につきまして、御意見がありましたらお願いいたします。
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加賀操#19
○加賀操君 賛成でございます。
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佐々木良作#20
○委員長(佐々木良作君) 飯田委員の発言は、この陳情書は議院の会議に付するを要するものと決定して、同時にそれを内閣に送付するを要するものという取扱にしたらどうかという御意見です。この御意見につきまして改めてお諮りいたしますが、御異議ございませんか。
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佐々木良作#21
○委員長(佐々木良作君) それではさように決定いたしました。
 次に第四百六十一号、関東地方電源増強に関する陳情を議題に供します。
 先ず專門調査員の説明を願います。
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林誠一#22
○專門調査員(林誠一君) それでは簡單に御説明を申上げます。刷物の終りから三枚目に書いてございますが、簡略にしておりますから、補足的の説明を申上げますと、陳情者は、最近数回東京都内で集りをやつて、盛んに電力危機突破を民主的にやろうと企てておりまする東京都電力協議会準備会の代表者の方々によつてなされております。その二十名の連署を以て出ておりまして、その陳情者は各種工場経營者、労務者、各方面の人が相当網羅されております。これの陳情の趣旨は、そこに書いてありますから、本文につきましては、簡單に申上げますが、現在の電力危機突破をしないことには生産の低下と家庭生活の暗黒とで、民生の安定も期し得ない。これがためには電源を増強して貰いたいという趣旨でございまして、但しこの電源増強と申しますと、甚だ漠然としておりまして、発電所を作るように感じられるのでありますが、その説明書の内容を申上げますと、電源増強とここに申しております意味は、この危機を突破するために、必要な火力の運轉をして貰いたいという意味でございます。それに対して火力用の石炭として、本州中央部に対して百二十九万トンの火力用炭を確保してくれ、その石炭を焚く発電所はこれこれであるということで、発電所名及びそのおのおのの発電所の出すべき出力を書いております。それが第一項でございます。
 第二項においては、現在の配電上の電源的の困難以外に、配電線の問題があるわけでございます。これは毎度問題になります緊急停電をやる場合にも、成るべく公平にせよという意見が、只今非常に強いのでありますが、そのために配電線を或る程度増設いたしまして、部分的に要確保電力とその他の需用家とを切り離す作業をしなければならんわけであります。そのために配電線用の銅線を一万一千五百トン、それから十キロ平均の変圧器を一万三千五百台、それから油入り開閉器を一千台、並びにこれに使います絶縁油を三百五十キロリツトルを配電設備増強のために配給してやつて貰いたい。
 その二本建てでございます。
 前の方は、火力の発電をできるだけ確保して、現在の設備において、渇水期において火力を事欠かないようにしたいということ。あとの方におきましては、その配電線の増強をいたしまして、できるだけ便乘負荷というものを少くし、又配電線を強化することによりまして、配電線の損失を少くし、消極的に電力の損失を減じたい。その二つの筋で陳情をしておりますわけです。
 ついでに申上げますが、配電線を一万一千五百トン注ぎこむことによつて、電力の損失として五万キロ浮くであろうということも附加えております。
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佐々木良作#23
○委員長(佐々木良作君) 今の説明に御質問がありましたら、或いは政府委員も見えましたので、政府委員に対する御質問でも結構ですから、御質問及び取扱に関する御意見がありましたら、お述べ願います。
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大山安#24
○大山安君 「陳情書記載の如きこれが成案を得て速かに実施されたい」とありますが、この成案というのはこれに提出してありますか。私のところにはないようですが……。
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佐々木良作#25
○委員長(佐々木良作君) その内容があるかというわけですね。
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大山安#26
○大山安君 委員に配付してあるかないかということです。私の方にはないようです。
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佐々木良作#27
○委員長(佐々木良作君) この印刷には出ていませんが、陳情書にはくつついております。
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林誠一#28
○專門調査員(林誠一君) これは長くなりますので、印刷には、原則として本文だけにしようということで刷つておりますから、御説明に讓りましたわけです。
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加賀操#29
○加賀操君 御説明を聽いただけでは、はつきりしませんが、政府委員の方及び專門委員の方から、そこに差出してあります成案が大体妥当であるかどうか。こういうことを一つお聞かせ願いたいと思います。
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