山田節男の発言 (労働委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山田節男君 例の第二十條の問題でございますが、この間原委員からも質問があり、又私もそれを補足する意味において質問したのでありますが、大臣は御退席になつた後でありまして、大臣から直接御囘答を得なかつたという意味と、まだ議論が盡されたわけでありませんから一應お伺い申し上げます。大體原委員竝びに私がこの二十條の第二項について御質問申し上げましたことは、これはアメリカのように非常に大きな一貫作業の行われておる國でありますならばこれは私はいいと思います。併しながら日本は財閥解體、殊に一千萬か二千萬以下の、中小工業化しようというのが占領軍の根本方策であります。そういう意味と、それから現在の組織勞働というものは固より幼稚でありますけれども、將來勞働省としても組織勞働というもの、いわゆる團體交渉、これを極力啓蒙して團體交渉を最も有效的に效果的に使うということに指導しなくてはならないと思う。そういう當然の結果といたしまして一つの工場内におきまして一つのブランチと申しますか、デパートメントとデパートメントが別個に爭議行爲をすることは實際問題として極めて少ない。例えば川崎の或工場におきまして、鐵管或いは造船、これは一つの連合體をなしております。造船部門でストライキをやれば、これは鐵鋼部門に對しても爭議の應援……或いは日本の法律では同情ストライキというものを非合法にしておる。そういう意味から申しましても、私はこの第二項はアメリカなどではいいかも知れませんが。日本の産業の將來、それからこれから進んで行く組織勞働の發展というものを展望しますときに、むしろこの第二項は組織勞働の健全にして自主獨立の勞働組合の發達を阻害する、こういうことを信じて私は疑わないのであります。なぜここにこういつたようなことを殊更お謳いになつたか、勞働省で監察される第二項の適用の實際について上山局長からもちよつと伺いましたけれども、尚不明瞭な點がある、この點について大臣の御明答を煩わせば甚だ結構と存じます。

発言情報

speech_id: 100115289X00619470920_013

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1947-09-20

院: 参議院

会議名: 労働委員会