小笠原三九郎の発言 (予算委員会)
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○小笠原国務大臣 本年度のいわゆる財政の緊縮とそれから金融の引締め、その他一連の政策はよく佐藤さんの御承知のごとくに、国際収支の改善をはかる。従つて物価をを五分ないし一割下げよう、こういう考え方のもとに進んでおるのでありまして、従つてこの政策がだんだん浸透するにつれまして、諸物価が卸売物価では四分以上下つており、小売価格でも漸次下りつつあるということは御承知の通りであります。従つてそういう影響を受けられる方が出て来ることは、お気の毒ではあるが、やむを得ぬ事情にあると思いますが、中小企業者の方へこれをしわ寄せするということは、中小企業の日本における立場からいつて、極力私ども避けたいのであります。従いまして当初計画を立てておりました指定市会などの引揚げというものも、六、七というようなところは、引揚げを大体四箇月くらい延ばして参ろう、こういうふうに考えております。それからまたこの間、これは春日一幸さんなどから御注文もありまして、今大体やつておりますのが中小企業に対する銀行の貸出しのあの貸倒準備金、これは御承知の普通の企業では一割見ておるのでありますが、それを一五%見ようということで、それで金融の方が仕出しをしやすい幾らかの措置になろうかとも考えております。但しはつきりと目標がきまつておりませんので、私どもは物価が今申し上げた通り下つて、国際収支改善という大きい元に役立つまでは、やはりこの政策を一貫して参らなければならぬと思つておりますが、しわ寄せの点につきましては、極力中小企業者に及ばないよう措置するとか、これは私も十分な配慮をいたしたいと考えておる次第でございます。