上村照昌の発言 (決算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○説明員(上村照昌君) 保安庁関係でございますが、十八号から二十四号までの七件は物品の購入中不急と認められるようた事態のグループに属する問題でございます。
 第一の十八は、折畳寝台を買われたのでございますが、買われる際に、実際買われたのは七千三百八十八台を買つておられるわけでありますが、七万五千名の定員に対しましては、二千八百余りで実はいいことになつておるわけでありますが、これを部内の取扱い上の間違いから七千三百余台を購入されたという事態が起つたわけでございまして、七万五千名が十一万名になりましても、なお相当の余剰ができると、こういうふうな事態でございます。
 十九号は、看護婦用の被服類を約一千万円購入されたわけでありますが、二十七年度当時は、看護婦を入れる病院の、実は建設の計画もなかつた。こういう事態、而も看護婦を採用されましたのは、二十七年度においては、僅かに予定の三百八十四名に対して、五十七名にしか過ぎない、こういうふうな事態でありますのに、急いで全員の被服だけを購入された、こういう事態でございます。
 それから二十号は、セミトトレーラー低床型二十トンを百三十四両購入されておるのでありますが、これにはトラクターが大体八十両ほど必要ということになつておるのでありますが、これをけん引するトラクターが二十七年度末に、僅かに三十二両が購入契約をされておる、こういう事態でありまして、ものの調達について両者を勘案することなく、ただ一方だけを購入されておる、こういう事態でございます。
 二十一号は、靴の補修用の当て皮を一万四百坪購入されておるのでありますが、当時の必要量その他を勘案しますと、これほど購入される必要はなかつた、こういう事態でございまして、当時の手持を使われて、購入されたものを合せまして、なお二十八年の八月になつても二万四千坪が各補給廠に残つておる、こういうふうな事態でございまして必要量を勘案して購入すべきという事態でございます。
 次は二十二号でございますが、これも靴補修用のゴム本底を五万個余りを購入されておるわけでありますが、このゴム本底は大修理に使うためのものでございまして、当時の保安庁におきます靴の補修の状況から申しますと、部隊で補修し、或いは工場で補修する、こういう仕組みにはなつておりますが、部隊の人員その他が整備していないという関係上、小修理をも工場で修理されなければならない。こういうふうな状態でございまして、当時の人員等資材の整備状況から申しますと、かように大量に購入されても、直ちに消化方法がない、こういうふうな事態でございます。
 実は二十三号でございますが、二十三号は地図用特殊フイルムを百四十六ダース購入された件でございまして、このフイルムは地図複製車六号カメラセットがあつて初めて十分な用を達するわけでありますが、購入される当時に六号カメラのセツトの仕様も決定していないというふうな状況下におきまして、而もフイルムのように命数に限りあるものを早目に購入する必要がなかつた、こういう事態でございます。
 二十四号は、無線電話工事用の本柱を千二百余水購入されたのでありますが、この購入されるに当りましては、実際に部隊の状況、所要昂が幾らであるかというふうな点を十分勘案されないで、ただ一部隊が五十本から三百本というふうなことで購入された結果、その購入計画が杜撰であつた結果、部隊におきましては、実際これを受取りました部隊におきましては、本来の用途に使用することができなかつた、或いは送つてもらいましたところではすでに仕事が済んでいる、不要になつている、他に転用するというふうなことをしなければならない、こういうふうな事態が起つているわけであります。以上かような事態が起りましたことは、結局物を購入されるに当りまして部隊の人員とか施設、機械の整備状況、いろいろの点早言勘案されなかつたために、かような事態が起つたものと思うのであります。考えますに、役所その他の機構が十分整備したところでは、こういう事態は比較的少かろうと思うのでありますが、特に保安庁のように新らしい、而もいろいろの器材その他を整備されなければならない、こういうときには殊更にいろいろの面で十分連絡或いは研究をされて、その物品の購入、資材の調達をされることが望ましいのではなかろうか、こういうふうに考えるのであります。
 それから次は二十五号でありますが、これはトラックを購入されるに当りまして注文当時に納地をきめておられましたのでありますが、その後において納地を変更するという事態が起つたわけであります。その起つた時期にはまだ会社から当初納入予定地には発送されていなかつた、こういうふうな状況下でございまして、そういう場合には、会社に連絡して適宜の措置を取れば直送ができる、それだけ運賃も安くできるということでございまして、そういうふうな措置が取られなかつたために、運賃が約五十万円要つておりますが、今申しましたように、直送の措置が取られたならば、九万円程度くらいで済んだのではなかろうか、こういうようなふうに考えるのでございます。

発言情報

speech_id: 101914103X01119541007_004

発言者: 上村照昌

speaker_id: 1614

日付: 1954-10-07

院: 参議院

会議名: 決算委員会