飯島連次郎の発言 (決算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○飯島連次郎君 海上保安庁の責任のある方に、これはお尋ねと、それから若干本件を外れるかも知れませんが、一、二お尋ねしたいと思います。
 それは、今年の七月に、永岡委員と私と、主として第二管区管下の塩釜ほか四カ所ほどの実地調査をしたわけであります。只今お答えのあつたように、批難されている案件については、それぞれ改善のあとが見受けられたわけであります。併しここの千五百十七号ですか、或いは千五百十八号等に挙げられておるような、由つて起つた原因というのは、宿舎事情が極度に悪かつた。これは言うまでもなく、職員が本来の業務遂行のために勤務地外に居住しておつた。ですから海難等が起つて、サイレンが鳴り渡つて、直ちに出動しなくてはならないという場合に、勤務地外に居住しておるためになかなか思うように所定の時間に参集もできないというふうな実情が、まだ解消されておらなかつたわけでありまして、私どもは、こういつた不当経理がなされることは、これは厳に是正されなければならないけれども、本来の業務に差支えるような宿舎事情に依然として置かれるということは、これは海上保安業務を遂行する場合に大きな考慮を要することだと思う。私どもが向うへ参りましても、異口同音に現地の人たちから聞かされることは、かかつてそういつた日常の業務に差支えないように宿舎事情を整備してほしいということ、この件は一応の調査を終りましたが、その後の各管区における、特に第二管区管下を私どもは直接見たわけですが、宿舎事情の改善状況等がどういうふうになされておるか。それからなお併せて青森の龍飛港のレーダーを拝見したわけですが、これなんかは御承知の通り、極端にああいつた地理的に不便であり、ああいう気象条件の悪い所で、そうして而も年間勤務をしておるわけですが、もう冬期間になると船の着くことさえ非常に困難なあの船着場から岬の頂きまで、ああいう急坂をよじ上るのに、氷と雪に閉ざされた道を殆んど這うようにして、而も這うようにしても歩行がなかなか容易ではないという状態のあの急坂をよじ上つて行かなければ勤務が遂行できないという状態にまでおかれておるのは、これはやはり一にかかつて宿舎事情が現地の勤務に沿わないという実情にある。ですから、何とか頂上のああいつた機器の設置してある附近に宿舎を作つてあげるということでなければ、あの現地の勤務は、幾ら経理の厳達を指示してみたところで非常に無理を強いておるという結果になつておる。あれらに関しては、私どもは、宿舎をもう少し、一番上に優に建てられる適地が存在しておるわけですから、要は予算措置だけにとどまる問題じやないかと思うんですが、これはほんの一、二の我々の眼にふれた例に過ぎないのですが、同様の例が海上保安庁関係では特に宿舎事情に関しては少くない。これらのその後の改善状況はどういうふうになつているか、それを一つ聞かして頂きたい。

発言情報

speech_id: 101914103X01919541109_006

発言者: 飯島連次郎

speaker_id: 2510

日付: 1954-11-09

院: 参議院

会議名: 決算委員会