清井正の発言 (水産委員会)

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○説明員(清井正君) 只今千田委員からお話がございました過日新聞紙上に一部あつたのでありますが、私も実はその新聞を見まして、早速調査いたしたのであります。俊鶴丸の航行中の調査につきましては、すでに御報告申上げておりましたが、専門家もおりましたし、医者も乗つておつたのであります。専門家の調査によりますと、殊に環境衛生担当の専門家の調査によりますと、空気の汚染も、雨水の汚染も問題とするに足らない、全然危険はないという結論だつたのであります。それから同行いたしておりました医者も、四回か五回それぞれ定期的に検査をいたしたのでありますが、何らの異状はないということで実は帰つて参つたのであります。我々といたしましては、万が一のこともあろうかと思いまして、いわゆる外部からのいろいろ入つて参りますものを漉す装置、気密装置というものを船の中に装置して参つたのでありますが、そういうことをする必要も全然ない、全然これは問題なかつたというのが結論になつております。ところが中に病人が出たというようなことが新聞に見えましたので、早速関係のところと相談いたしたのであります。確かに工合悪い人も一人二人あつたということはあるそうでありますが、果してそれが肝臓障害であるのか、或いは障害にいたしましても、どういう原因であるのかということは、全然わからないのであります。多少体の調子が悪いということはある、こういうことであります。而も担当の岩に聞きますと、自分としてはこれは全然放射能による影響とは思わない、ただ慣れない人が長期間船に乗つて苦労したのでありますから、いろいろその間に疲労等がありまして、それが或る程度残つておるということはあろうかと思われる、いずれにしろ専門家に診てもらつたらどうかということを注意しておいたということであります。私も、そういうことであればよく注意して、診てもらつたらいいだろうと思つております。又その後私どもも俊鶴丸の全乗組員に注意いたしております。専門家のほうにも注意いたしまして、若し工合が悪いということであれば、すぐ報告をよこせということを俊鶴丸の船長に言つておりますけれども、何も報告しておりません。一度念を押しましたが、皆元気であつて何ら異状がないということで、その点安心いたしておるのであります。ただ御承知の通り船の設備も十分いたしましたし、お医者さんも中に乗つてしよつちゆう検査いたしましたけれども、全然異常はないということであります。又検査そのものの結果におきましても、空気中も雨水も殆んど危険がない、問題になるほどでないということでありましたので、その点は一応私は安心いたしておりますけれども、何しろ大勢のかたが長い間葉つておられた結果、多少でも体の工合が悪いということであれば、これは必要によつては検査するということも必要ではないかというふうに私は感ずるのであります。そこで注意は怠つておりません。ただ放射能による影響とは考えておりません。併し病人に対してはお話の通り、我々は俊鵬丸を派遣した責任者でありますから、よく注意しなければならんということで、こういうようにしよつちゆう注意は怠らずにおりますが、放射能による影響とは現在のところ全然考えておりません。

発言情報

speech_id: 101914562X01019540906_004

発言者: 清井正

speaker_id: 6743

日付: 1954-09-06

院: 参議院

会議名: 水産委員会