千田正の発言 (水産委員会)
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○千田正君 只今の、賠償金という名前が付いておるが、まあ賠償金というふうに国務大臣は考えておられるようでありますが、将来、これは今年ばかりじやなく来年も向うは続いてビキニ、或いはあの周辺において実験するということを言つておるし、日本の外務大臣であるところの岡崎外務大臣としては或る程度の協力を惜しまないということを言つておる。そうなるというと、勿論、先般以来安藤国務大臣及び岡崎外務大臣の我々に対する御説明によるというと、協力を惜しまないということは、いわゆる自由国家群の一員としての意味であつて、損害に対しては飽くまでこれは要求すると、これは御尤もだと思いますが、安全保障条約という面から言うと、やはり日米間のそうした問題は、将来これは条約において取極めるという方向に向つて行くのじやないだろうか、こういう点が考えられまするが、日米安全保障条約の中において原子爆弾の実験は一つのいわゆる日米間のお互いの協力という意味から行くというふうに考えられる節もあるのでありますが、この点はどういうふうに考えられますか。今度の場合は臨時的な処置として、この被害に対して賠償金として支払うと、併しこれが継続して実験が行われるとするならば、当然これは日本の立場から言えば、継続して被害を受けるという虞れは十分にあるのであります。この点もしよつちゆう継続してこの賠償問題が起るとするならば、両国間に何らかの取極めというものがここに生じて来るのではないか。それが安全保障条約の内容に盛り込まれるのか、或いは全然別個のものとして将来考えられるのか、こういう点についてはどういうふうにお考えになりますか。