安藤正純の発言 (水産委員会)

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○国務大臣(安藤正純君) 外務大臣が協力と言われたのは、これはまあ外務大臣がどういうお考えか知りませんが、政府としては、協力するとかしないとかそういう相談をしたことがありません。そういう検討をまだしておりません。ただ一言言つておくと、岡崎君が協力と言うのは、こつちから手を出して協力を積極的にするという意味ではないのだろうと、ただ今国際関係の現状の上からアメリカがやるということを今の平和保障等の上から日本は反対だとは言い切れないと、こういう程度の意味だと思います。岡崎君の話は……。
 それから今度、アメリカはしばしば言う通り、今年はやらないと、来年はやるでありましよう、それに対しては、十分のそれに対してのアメリカに折衝をするつもりです。その折衝はもうすでにやつている段階であります。で安全保障ということは、まあ第一にこういうふうになるし、又そういうことを私どもは希望している。実験をやらないことがいいと、併しやらなくてはならないという今の世界の情勢とか平和維持の情勢であるならば、止むを得ずやるということになるならば、日本及び日本に近い所でやらないで、もつとアメリカのほうの近いほうでやつてもらいたい、こういう話をするつもりなんです。それから、それがどうしてもそういうことに可能性がなくて、やはりビキニ環礁等が一番止むを得ないと、こういうことになるならば、これに対して十分なる安全を確保する話合をあらかじめつけたいと思うのであります。安全を確保するということは、まあ専門的に言えばそこにいろいろありましよう、ですからまあ私どもは専門家じやないが、要するに危険区域を拡大すると、この間も危険区域を中途から更に拡大したのですが、そういうことにないように、専門家がすつかりそれと研究して、危険の及ばないだけの区域を設定する。もう一つこういうことが考えられるのですね。こういう危険区域を十分今言つたように設定する。もう一つその外廻りに安全区域というものの限界線をこしらえるというようなことも技術的にできると思うのですね。これは科学者なり専門家が寄つてそういうことをやつてもらいたいという交渉をするつもりなんです。それが第二段です。それから第三段となりますと……。まあ第一段は、つまりアメリカがビキニ環礁で、ああいう日本に近い所でやらないでくれということ。第二は、今の危険区域を厳重にやる。そしてその外に安全区域といつたようなものをこしらえるようにでもして、十分安全保障をしてもらう。第三は、それだけのことをしてもなお且つ何らか被害が出た場合には、これに対する十分なる補償をするということ、すべてに関して十分なる補償をする。そういうことをアメリカの今度の実験前に十分アメリカと折衝をする方針であります。で今お話の安全保障条約の中にこれを繰込むとようなことがあるのですが、これは又法律関係で詳しく検討しないとはつきりしたことはお答えできませんがね、いい加減なことは……。けれども、それはおのずから別なんだろうと思うのですね。おのずから別にして、そういう安全保障の確約をするということになるのだろうと思います。

発言情報

speech_id: 101914562X01319540921_006

発言者: 安藤正純

speaker_id: 6796

日付: 1954-09-21

院: 参議院

会議名: 水産委員会