安藤正純の発言 (水産委員会)

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○国務大臣(安藤正純君) 只今の御質問、この間お話がありました前からもそういう方針で調査をしておりますが、殊に委員会からの要求がありまして打合せ協議会に親しくそれを又伝えまして、なお促進はいたしたわけであります。今日までにきまつておりますことは、福竜丸を買上げることは決定いたしまして、すでにその処置はとりました。なお福竜丸を暫らく繋留しておきまして、学術研究のために船について調査をするわけであります。ところが福竜丸の置場所について非常に困難を感じておるのでありますが、それが進行しませんので、先日静岡県の知事に来てもらいましていろいろ相談をしたあげく、暫定期間、現在ありまする焼津港に繋留して置く。これは漁業組合等とよく相談をして納得の上でそういうことにきまりました。但し、現在あります所からほかの場所へ、同じ所でありますが、やや離れた所に移しまして、そこに暫定期間繋留をして置く、こういうことになりました。これはまあ組合のほうも承知をしたわけであります。それから従つて、その福竜丸の買上げ並びに船具、それから船員の持つておりました私物でありますね、そういうものの補償はいたした次第であります。それから続きまして、第二に、福竜丸のみならず、第十三光栄丸、第五明神丸その他数隻、或いは十数隻ありますが、これにつきまして全部調査をいたしまして、政府において、殊に水産庁が主となりましてそれを調べまして、廃棄をしました漁獲物の損害額であるとか、或いは休業期間中の損害額であるとか、それから破損しました毀損物品の損害額であるとかいつたようなものを全部調査を終りました。そうして熟議の上でこれを決定いたしまして、その損害額の総額を外務省を通じまして、米国に補償の要求をすでにいたしました。併しその賠償の総額は数千万円に及ぶのであります、必ずしもこれで終つたわけではないので、まだあとからそういう船も出て参りましようし、その他又調査の上で、更に追つかけてアメリカへ賠償を要求することがあろうと思います。併しそれはまあ直接損害のほうです。それから今のお話の間接損害でありますが、これも政府としては間接損害も賠償をするという方針であります。併しながら御承知のように、間接損害ということの範囲の限定に非常に困難を感じるわけであります。そこでどこまでを間接損害にするかということにつきましても、いろいろ意見等もありますし、それから又調査になかなか骨が折れますので、今調査中であります。但しこれは間接損害を放つちまうという意味では決してありません。それも補償しようという考えを持つておる次第であります。

発言情報

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発言者: 安藤正純

speaker_id: 6796

日付: 1954-05-10

院: 参議院

会議名: 水産委員会