安藤正純の発言 (水産委員会)

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○国務大臣(安藤正純君) 福竜丸の買上げその他は先ほど目しました通り、すでにもう終つたのであります。それからその次に申上げましたのは、アメリカへ補償をすぐ要求をいたしております。ただその要求が今の御質問の通りいつまでという見極めがついているかというのだが、そう長いことはないという見通しをつけておりますが、併しアメリカにも事情がありまして、はつきりいつ頃までということを申上げられないのです。と申しますのは、御承知のように向うでも国務省側は大体まあ日本の賠償に対してそう反対ないようでありますが、アメリカの原子力委員会のはうが少しまあ問題があるようです。これも深いことでもないようでありますが、患者を診せるとか診せないとかいつたような、これも止むを得ないことなんだが、感情上の問題等などもそこにひつからんでいるようであります。でありますから政府としましてもその患者の問題などにも細心の注意を払いまして、成るべくアメリカのお医者さんにも診せる。ただ困ることは患者が納得しないのですよ、やつぱり、あんまり。けれどもだんだんと直したり、この間も静岡県の知事や何か県側からもよく話をしてもらうようにしましたし、それからいろいろ手を尽しまして患者にも納得させて、アメリカ側のお医者さんにも要求があれば今後見せる。なおこつちからは情報はせつせと向うに言つてやるというようにして感情の融和を求めておりますから、そう長いことはないと思います。併しながらまだ見極めがつきませんから、今あなたの御質問のようにとにかくアメリカへ要求しておるのが、その解決がつくまで賠償要求額の幾らかの内払いを政府からする、というこに決定いたしました。そしてその段取りを今とつておる最中であります。

発言情報

speech_id: 101914562X02319540510_011

発言者: 安藤正純

speaker_id: 6796

日付: 1954-05-10

院: 参議院

会議名: 水産委員会