藤田進の発言 (通商産業委員会)

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○藤田進君 只今の点はそれぞれの見方だと思いますが、私は議論するつもりはございませんが、ただ佐久間の現地についてこれを調査いたしましても、又現地のあれは永田さんでしたか、ほかのかたの御説明を聞きましても、大体このシヨベルの爪ぐらいのものだ。爪があるために日本のはもろくて、又もろくなければ曲つたりして困る。まあ御覧の通り殆んど日本人が駆使しておるということで、誠に当初の指導は有難かつたが、現在もう十分に日本でもかようにやれる状態だということでありましたし、ですから未だに外国の指導を受けなければならんということはもうさらさらないのだというむしろ確信を持つて帰つて来たものですが、併し首脳部におかれてはまあ過去もそうだが、近い又将来もそういう指導を必要とされているということはこれは一つ更に御検討をお願いしたいと思います。なお私以外の御質問があると思いますから、私は一問ずつでなくてメモでもちよつとしてもらつて数点同時にお伺いしてお答えを得たいと思います。
 その一つは、元へ帰りますが、御母衣、この計画なり開発というものは、これはもう当然なされるのだ、これは調査の結果すでに今の段階でこれを放棄するつもりはないということが先ずわかりました。そうだとすればその着手等についても相当三十一年度予算にということでありまするし、いわゆる五カ年計画の一環としてなされた。これが一応計画外に事実上なつてしまうのではないだろうかと思われますので、その点がそうなのかということ。つまり御母衣の開発というものが調査に非常に手間取つて設計変更しなければならんというようなことから当初計画より明らかにずれて来たわけですが、これが五カ年計画との関係について一つ資金的にもお伺いをしたいと思います。
 それからその次に第二点ですが、前回当委員会においで頂いたときは丁度私もいなかつたので、速記録等によつて伺つている次第ですが、併し当時は正副総裁とも就任早々のことでもあつたので、確たる御方針についてもいろいろ御検索なさつていた段階であつて、必ずしも確定した方針ということは言えない状態下にあつたと思います。そこで開発会社の今後の性格等について、電源開発促進法の改正を必要とするかどうかが今世上伝えられている状態下にありますが、たまたま臨時国会並び通常国会を間近に控えておりまする当委員会としては、この際電源開発首脳部におかれては、開発会社を従来通り運営をし、要するに開発してその開発はいずれ電力会社等にこれを譲渡するという従来の方針を踏襲されるのか、或いはそうでなくて開発した発電所はこれを保有して送電線も持つ、いわゆるこの発電、送電というものを運営なさるという方向にお考えになつているのかどうか、若しこれを保有するという方針であるとすれば、水利権との関係ですね、例えば御母衣で言えば関西電力でしたか、あそこに渡すということで、あそこは開発会社が着工されるということのように私伺つているわけですが、そういう問題もあろうかと思いますが、これが処理についてはどういう方法があるか、この点を第二点としてお伺いしたいと思います。
 それから第三点ですが、私ども昨日、よく知らない人ですが、匿名ではないと思いますが、四国電力と住友共電との長い間の係争になつておりました問題について非常にこれを攻撃して、つまり政治資金を集めるための解決がなされているのだというかなり長文の文書を昨日、恐らくこれは皆さんにも行つていると思いますが、若しそうだとすれば非常に意外に思つているのですが、それはどうでもいいですが、あの住友共電と四国電力との関係は結局はこれは通産省の問題でしようが、開発会社のほうでこれを開発するということにきまつたように新聞は報じておりまするしいたしますが、通産省にもこれを質しますけれども、電源開発会社としてこの点がどのようになつているか、この際明らかにして頂きたい。
 それから第四の点ですが、最近何か事故が起きたところがある、最近でございましたか、今ちよつと副総裁触れられたようにも思うのですが、果してそれが私が質問申上げることと同様かどうかわかりませんが、プレッシャー・トンネルがパンクして、これが補修を必要するというような問題があるということだそうでありますが、あるとすればその場所とそれが事情ですね。簡単でよろしうございます。その責任が一体どこにあつたか、設計が悪かつたのか、施工が悪かつたのか、設計、施工共に杜撰であつたのか、まさに発電を開始するというときに当つて若しそういう事故があるとすれば大変な損害だと、私は発生電力がないだけでも大変な損害だと思うのですが、この点をこの機会にお伺いいたしたいと思います。
 それから、もう一点でとめますが、最近補償の問題をめぐつて、田子倉においては土地収用法にかけるということが今説明せられましたが、私聞きましても、例えば鳩ケ谷、御母衣もそうでございませんか、何か非常に悪質な、補償目的のバラック建の家を建てたりして、とにもかくにも補償を取るんだということですね、はかに何の目的もないというものがかなりできておる。これをめぐつて今陳情、請願が多数来ておりますのは、この補償に対して土地収用法はあるけれども、それに代るべき立法ということにまあ言つてあります。これらについて直接担当されておる電源開発会社がどう考えておられるか、電源開発会社としてはさような陳情とか、そういつたものをどうも受けていないように思います。他の部面から受けておるように私記憶いたしておりますが、この点に対してどのようにお考えか。今伺つております立法の内容については私承知いたしておりますから、特殊なお考えがあれば別ですが、内容はよろしうございますが、あの土地収用法に代るべき別の立法ということになりますと、非常な弊害も一方に起きるであろうと思われますので、この点に対するお考えをお伺いいたしたいと思います。

発言情報

speech_id: 101914793X01519541112_012

発言者: 藤田進

speaker_id: 24431

日付: 1954-11-12

院: 参議院

会議名: 通商産業委員会