山田節男の発言 (電気通信委員会)
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○山田節男君 今古垣参考人の御発言を伺うと、要するにNHKのテレビ網の拡張は、電電公社のマイクロ・ウエーブ・リレー・ステーシヨンの建設に基礎するものである。従つて、電電公社のマイクロ・ウエーブの完成するスピードにもうマツチしているのだと、こいうような御意味だろうと思うのですが、これは私は経済的に考えれば、施設の重複という点で無駄な話である。かるが故に、東京——大阪間のNHKのマイクロ・ウエーブが、電電公社のマイクロ・ウエーブが完成されると、これは撤去される。これは私は非常に賢明な措置であつたと思うのです。先ほど申上げましたように、大阪、名古屋、福岡、札幌間のいわゆる日本のマイクロ・ウエーブ・リレー・ステーシヨンの東海道線というものが開設される。これは人口六〇%、成るほどこの点は数字的にもこれはわかるのでありますが、併し、少くともああしてNHKが特殊法人として公社に近い性格を持つておる。而も放送法の大原則によつて、これは公社と同じような国家代行機関としてのですね、いわゆるラジオ、テレビジヨンの普及というものに対するこれは絶対的な一つの課題を担つておるわけです。そこで一応この札幌、福岡間のマイクロ・ウエーブは、電電公社の完成を待つて、ネツト・ワークの拡張もそれにマツチさせたいという御意見でありますが、先ほど申上げましたように、この幹線以外の地域においても、これは非常なテレビジヨンに対する一つの熱望を持つております。我々もこれを十分知るものであります。そこで電電公社の支線へのマイクロ・ウエーブの開設に対する計画もここで持つておられます。併し、これは先ほど申上げましたように昭年三十四年、三十五年、少くとも三十五年にならないと、主要幹線というものも或る程度の完成を見ないのじやないか、その点いわゆるNHKの持つていらつしやるマイクロ・ウエーブの普及の五カ年計画というものがどこまで一致しているのかどうか。又それを一致させることによつて国民全般の要望はテレビジヨンの放送、視聴の可及的速かに実現してもらいたいというこの要望とを勘案しますと、そこに幾分か時期的な私は一つのズレを生ずるのじやないか、この点について電電公社と施設の重複しない範囲において、或いは無人中継の開設であるとか或いは東京——大阪間のNHKのマイクロ・ウエーブと電電公社のマイクロ・ウエーブと同じような、一つ撤去するのじやなくてこれを将来電電公社が肩代りするというような意味においても、NHKのできる範囲において、これは私は現行法においてはNHKがそうすることはできないかも知れませんけれども、やはりイギリスでBBCがやりましたように、場合によつては今日ラジオの聴取料による徴収額の二割を限度としてテレビジヨンのほうに使つてもよいと、こういうような特別な措置をとつているわけです。日本の今日の現行法においてテレビジヨンとラジオとの関係は、これは厳に区別すべしということは、特に本委員会においてやかましく審議されてああいうようなことになつているのです。併しこれは若しそれができなければ、郵政省と或いは電電公社との、放送法による絶対的な使命に鑑みて何かこれを促進する方法というものが考えられるのではないかと思うのですが、この点については何ら具体的な方針をまだお持ちにならない、かように承わつてよろしいのでありますか。