新谷寅三郎の発言 (電気通信委員会)

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○新谷寅三郎君 今お話を伺つておると大体においてわかるのでありますが、ついでに料金問題で気がついたことを申上げますと、電電公社が発足してからまだ日が浅いのですが、少くとも幹線は職員も非常に増強されるし、通話もよくなり、通信の質がよくなつたということは感じておるわけです。ところがこれを経済的に考えて行きますと、非常に多くの建設費を出して、そうして今まで特急でないとなかなか通じなかつたのを、今度は即時通話、例えば東京——大阪間のごとき即時通話と殆んど同じようになり、サービスの向上は非常に結構ですが、その半面、今度は特急料金が取れなくなつて、料金算定は政策的にきめておるのだと言われますけれども、他の方面と比較いたしますと私は非常に不均衡になつておるのではないか。今大都市とその近郊にある小都市との間の通話のごときはまだ改善されておらない部分がたくさんある。今までは三倍の特急料金を出して電話をかけておつたのが、今度は即時通話で、而も普通料金で行つておる。もつと区間が短かくても、近い所であつても設備が十分でないためにやはり特急でかけなければならん。高い料金を払つて、而も時間が非常に長くかかるということで、料金政策としては、いわば設備をどんどんして行つたけれどもその半面には建設費に見合うような料金が得られないで収入が減つて来ておる。一方幹線でない所は依然として高い料金を払わないと通話ができないというように、これはまあ経過的なものかも知れませんが、料金制度としては私は一考を要するところじやないかと考えるのです。で、これも五カ年計画、更に第二次五カ年計画等によつては完成はされて行くと思いますけれども、少なくとも現在の状況を見ていると、非常に料金に不均衡がある。でありますから、私は必ずしも料金を汽車のように、今度は急行ができたのだから急行料金を取りなさいということを一概に申上げるわけではないのですが、料金をもう少し均衡を得させるためには、全体的に料金制度を検討される必要が生じて来たんじやないかというような気がするのでございます。この点どういうふうなお考えでいらつしやいますか。

発言情報

speech_id: 101914847X00419541007_022

発言者: 新谷寅三郎

speaker_id: 4445

日付: 1954-10-07

院: 参議院

会議名: 電気通信委員会