久保等の発言 (電気通信委員会)

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○久保等君 先ほど新谷委員の言われた町村合併の問題に伴う電信電話の加入区域の統合整理の問題ですが、これも当面の非常に緊急な重大な問題だと思うのですが、今いろいろ検討を加えられておるという程度の御答弁があつたのですが、すでに三十年度の予算についても大綱がまあ恐らく決定を見ているのじやないかと思われます時期でありますだけに、町村合併の問題は非常に重要な当面の問題だと思うのです。先般も何か新聞の報ずるところでは、町村合併の促進に関する全国協議会といいますか、そういろところでも電信電話問題を非常に大きく取上げて要望をするというような決議もなされておるということも伺つておるのですが、私が先般中国地方に参りましたときに鳥取、島根、こういう方面ではあそこの通信局管内で最大の問題は何かというと、やはり町村合併に伴うこの整理の問題だというふうなことが言われておるのですが、実情を聞いてみますと、なるほど村の二つなり三つなりが一つになつて、従来の村役場が今度は村の出張所になり、それから今度統合された役場と出張所の間の連絡一つするにしてもなかなか思うように連絡できない。いわば市外電話というような形で連絡しなければならないというように非常に困難しておりますので、是非何とかこの整理をやつてもらいたい。村としては、そういう田舎では村有林を持つておるので、村有林の木を幾らでも切り出して五百万円だろうが六百万円だろうが、若し金がかかるのであれば、是非一つ物件なり或いは資金のほうも提供しましようというようなことで、非常に熱意を持つて、この切実な問題で申出があつたのだけれども、公社のほうでもなかなかきめかねておる。予算がないのでどうにも当面できないというふうな実情にあるようですが、そうなつて参りますと、そういつた土地の人たちに言わせれば、幾らでも金がかかるということであれば金は一つ出してもいいというような気持を持つていながら、どうして電話をつけてもらえないのか、或いは整理をしてもらえないのかという非常に大きな不満があるのですが、併しやはり電話をつけるとか加入区域を統合するとかいろ問題になつて参りますならば、あとの維持運営の問題を考えるならば、直ちに当面の資材なり資金なりが融通がついたからといつて、これは簡単にはきめかねる問題だと思うのですが、やはり長い目で見ての計画というものを立てなければ、直ちにそういう申出があつたからということで右から左に解決できないと思うのですが、従つて私はやはりこの際必要なのは三カ年計画なり五カ年計画なり、そういつた申出のある所についてはその要望に副えるような対策を立てておかなければならないと思うのですが、町村合併に伴う電話の加入区域の整理統合という問題は時局的な要請に基く重大な問題だと思うので、是非まあ補正予算でも当面考えるべき緊急性のある問題だと思うのですが、更に明年度の、昭和三十年度の予算においては、これは何としてでもやはり解決すべき問題だと思います。従いまして三十年度の問題にいたしましても、すでに大綱がきめられ、予算等も一応まあ試案的なものが作られておる段階だと思うのですが、この問題がまだ検討中だということでは、非常に当面の情勢に即応できないのじやないかという点が危惧されるのですが、まあ大臣がこの席上にはお見えになりませんけれども、私はこの問題について、直ちに一つ具体的に予算等の編成等にかかつて、そうして要望なり、それからこちらの又そうした情勢に即応できるような態勢を是非一つ確立してもらいたい。従来から電話の加入区域の整理統合ということは間々あつたわけですが、是非一つそろいつた年来の問題をも含めて、この際強力にこの問題の解決に努力してもらいたい。このことを一つ強く要望申上げたいと思います。

発言情報

speech_id: 101914847X00519541012_008

発言者: 久保等

speaker_id: 16026

日付: 1954-10-12

院: 参議院

会議名: 電気通信委員会