梶井剛の発言 (電気通信委員会)
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○説明員(梶井剛君) 現在日本におきまして自動交換方式としてストロージヤー、ジーメンス・ハルスケという二つの方式を使つております。併しこれは関東大震災の復旧のときにそういうような事情になつたのでありますが、両方ともプリンシプルから申しますとステツプ・バイ・ステツプのシステムでありまして、その間の差異といろものはそうひどくはないのであります。併し機械的な部分というものはかなり違つておりまして、従つてもう二つのシステムを持つているということは相当不利であるということは明らかなんであります。でありまするから、将来我々としましては一つの方式に統一して行きたいという考えは依然として持つているわけであります。従つて今後クロスバー・システムを根本的に採用するということになりますれば、ストロージヤー、ジーメンス・ハルスケがだんだん少くなり、最後には日本全体がクロスバー方式で統一して行きたいという考えでいるわけであります。なおこれは市内交換の問題でありますけれども、更に市外交換は、現在におきましてはすべて交換手の手を経てやつております。併し最近の傾向におきましては、市外交換も皆自動交換にいたしまして、交換手なしに自動方式で通話するということになりつつあります。でありますからそういう場合に使ろところの市外交換の自動方式はどういろものを取上げたらいいだろうかということになるのでありまするが、これもやはり市内交換と同じ方式を使うことが必ずいいと考えております。現在ストロージヤーとジーメンスとの差異におきましては、ダイヤルのインパルスが少し違つております。これを互いに共通に同じ都市に同じシステムを置くことは非常に困難になつております。併しクロスバーを漸次ストロージヤーを持つている都市に増設して行くという場合におきましては、その間のインター・コネクシヨンを間違いなくやるということにつきましては、アメリカでも十分研究されております。又スエーデンにおきましてもその点を相当研究されておりまして、フインランドのヘルシンキも元ジーメンス・ハルスケのスイツチを持つておりましたが、今のスエーデンのクロスバーを増設しております。でありますから同じ都市でありましても新しい局にクロスバーを置く場合においてのインター・コネクシヨンを十分経験を持ち、可能であるということがわかつたのであります。でありますから今後大都市においては増設に対しても漸次新局にはクロスバーを使つて行く。そうして古くなつて行つたストロージャーを置き換えるときにクロスバーに置き換えて行く、そうして全部市がクロスバーになる。この間は相当の年数、機械のライフの問題がありますから、機械がたとえ二十年としますならば、二十年は少くもかかるというようなことであります。