山田節男の発言 (電気通信委員会)

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○山田節男君 まあ技術的面においては、今梶井総裁も御承認があつておられますが、この大阪—東京間のマイクロ・ウエーブを電電公社が開設いたします前に、日本放送協会がテレビジヨンの中継のために協会みずからマイクロ・ウエーブの中継を実施しておつた。併し先ほど申上げました将来のマイクロ・ウエーブの中継というものの重要性に鑑みまして、これは少くとも公共企業体がやるべきものだというようなことで、電電公社がこれの開設に準備いたしまして完成すると同時に、この施設が二重になりますので、日本放送協会のマイクロ・ウエーブの中継の施設はこれを撤廃せしめて、電電公社のマイクロ・ウエーブを専用する、こういうことにそれはなつておるわけであります。聞くところによれば、電電公社とても五カ年計画をもつて少くとも今問題になつておりまする北海道の札幌—東京間は昭和三十年度内においてはこれを完成せしむるという計画を立て着々と現在もうその建設に着手しているということ、そういうことの情勢から考えまして、又防衛通信の性質から考えまして、私は当分防衛庁としてみずから経営するマイクロ・ウエーブの中継ができ得ないとすれば、これはやはり今の日本放送協会の例によりましても、又その性質から考えましても、当然やはりこういう公衆通信のマイクロ・ウエーブの一つか二つのチャンネルをお使いになれば間に合うと思うのです。間に合わなければこれはやはり防衛庁自体がやはり考える。御承知のように今東京—札幌間は、駐留軍もこのマイクロ・ウエーブの中継を建設しつつあります。で、これは日米安全保障条約の建前からいたしまして、日本の防衛に関しましては、日米の間においては私は統帥事項についてもあの安全保障条約の条約におきましてこれは秘密はあり得ないと存じます。でありまするから、そういうようにもうすでに二つのマイクロ・ウエーブの中継施設の開設の準備が行われておるわけです。そこに法的には我々立法者からいつて、この法律の立法に携つた者として問題にならないものがここに話題になるということは、我々として誠に意外なんです。でありますから少くとも当面の責任者の木村長官とされましては、こういうものは問題にならない。これは塚田大臣の法的見解が、これが正式な政府の解釈、行政府当局の解釈であるかどうかということは私存じませんが、又その解釈の意見も書面としまして私どもまだ拝見いたしませんけれども、少くとも国会がそういう法律を作り、作つたものの考えが更に拡張して政治的な解釈をつけるということは、これは我々立法者としてもう座視するわけには行かないのであります。こういう点から一つ木村長官におかれては、そういうような話、又正式にこの申請書類は政府に出されていないというようなことを解了しております。そういうようなことであれば、このことの重大性から考えまして、大臣におかれてはやはり法に従い、又防衛通信という、将来これはもう非常に重大な問題だけに独立の中継機関を持ちたいということが、これは将来の今長官としてきめておかれる根本方針ではないかと思いますので、この点について一つ、大臣が先ほどお話になつた御意見、これは私はわかるのでありますけれども、今私が申上げましたような事情おわかり下されば、こういう問題は一応もう問題にならないという御見解をお持ちになり得るかどうか、この点を一つお聞きいたしたい。

発言情報

speech_id: 101914847X00519541012_035

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1954-10-12

院: 参議院

会議名: 電気通信委員会