栗山良夫の発言 (労働委員会)
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○委員長(栗山良夫君) そうすると、これは説明をされた井上委員に質問したわけではありませんが、大体そういうふうだということはわかりました。そこで問題は、そういうことをいつまでも繰返しておるということはできないでしようから、これは通商産業大臣として、御呈示を願いたいことは、デフレ政策を一日も早く安定政策に転換しなければなりませんが、その構想ですね、その構想というものを一つ明らかにして頂きたい。この場合には先ほど古池さんが言われたことには、失業問題については政府一体となつて対処しなければならん、こういう方針を述べられたわけです。そんなことはもうデフレ政策を計画し、実行されるとき言われなければならんことで、今言われるということは大変時期が遅いわけです。今から言うならば、火事が燃え盛つているのを、これから井戸を作つて水を汲み出そうということであり、泥棒を見て繩をなうどころじやない。井戸を掘るということは大変なことだろうと思うのですが、要するにデフレ政策を早く転換するためには、産業政策としてどういうことを考えなければならんか。総合的に政府一体となつてやろうという産業政策というものはどういう工合に考えたらいいか。これは勿論産業規模の問題もありましようし、国際バランスの問題も全部引つくるめて関係して来ることでしようね。これを一つ考えて頂きたい、こういうことです。これは大変古池さんに失礼なことを申上げましたが、今伺つていて直感したのです。この段階に来れば、絶対的な政策がなければならん。これから政府一体となつて対処する方針であるとおつしやいますが、その方針の具体的な内容はどうかということをこの辺で御発表になるときだと思う。そうして国民に対して一応安心をさせる、こういう工合に考えます。
それから労働省に伺いたいのですが、失業保険並びに失業対策費、こういうもの全般について質疑は終つておりますから、結論だけお尋ねしますが、二十九年度にはこの問題について絶対に補正予算の必要がないと、こういう工合にお考えになりますか。事態の進展如何により補正予算の必要が出て来る、こういうふうにお認めになるか、この点を、大変質問が簡単でお答えにくいかも知れませんが、見通しを一つ……。