福島愼太郎の発言 (労働委員会)
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○説明員(福島愼太郎君) 私どもは八日にその通告をもらいましてから十三日まで努力するつもりで、昨日も、又本日もやつて参つたわけでありますけれども、ここへ来まして、金曜、土曜、日曜ということもございますが、十三日まででは、只今までの線以上の線が出て、組合との間にストを延期というような見込は、そういう線で更に組合とお話はいたしたいと考えておりますけれども、むずかしいのではないかという気持を持つております。
私は組合に対しましては、これは組合としては言えないかも知れないが、私自身は仮に八割でなくても七割だ、六割だ、五割だという話もあるのだし、それが一割になつては組合も承知できないだろう、二割か三割というところでとどまるということもあるし、まあ八割という線にこだわらないで何ができるかという交渉を最後までやつて行きたい。アメリカのほうも、これは普通の人間でもそうでありましようが、それでなくてもそれ以上に軍人だつたり、又わけがわからなかつたりする関係もあつて、ストライキを食わしてしまえげ更に話がむずかしくなるということも考慮されるので、私の立場として組合にストライキをやめてくれとか何とかいうそういう権限もなければ、又必要もないことであるけれども、本当に私が手を挙げて、どうにもならんというふうに、それも一月待ての、半月待てのというわけには、行かないが、四日、五日、六日でももう一応の努力をさせてもらいたい。それには表向きに八割でやるのじやないのだということを言つたのでは工合が悪いかも知れないが、八割の問題にも含まれ、又調達庁案にも含まれている原則、例えば失業保険給付などは退職金に算入すべきでない。算入すべしというアメリカの議論に対して我々は算入すべきでないということで闘つておる。これは八割のためとか何とかいうことでやつているのではない。私どもはここで組合の諸君に面と向つては悪いかも知れないが、組合案のためではなくて、調達庁案のために頑張つているつもりだけれども、それを組合の諸君が組合案のために頑張つていると解釈してもいい。その原則さえ一応通してしまえば、それに基いて更に八割の案をあとで頑張つて来てもかまわない。そういつたような両者に共通した、少くとも調達庁案の持つている内容を成立させるために必要な原則上の交渉というものをもう十日間やつてみたいと言つたところで、それは組合にも事情があつてできないだろう。私としてはこの金曜、土曜だけでもう万事休したというのではちよつと良心が誉めるので、少くとももう三日か四日やつてみたいという心境にあるわけです。そういうことを組合がやらしてくれるだろうかということを今日会つて頼んでみたいと思つております。