福島愼太郎の発言 (労働委員会)
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○説明員(福島愼太郎君) 組合のほうはこれは飽くまで八割で……、これはまあそう言つては悪いかも知れませんが、一応表向きかも知れないが、調達庁でもう一案出せということを言つている。現在の調達庁案でなくて、更に歩み寄つたもう一案を、はつきり言つているわけではないのですが、そういうふうに私どもは了解している。そこで我々としては調達庁案ですら軍が呑む、又呑ませ得るという確信が、今の失業保険法関係その他でまだ議論が済んでいない。我々が当面軍と議論しているのは、調達庁案の持つている数字について議論しているのではない。その基礎をなす失業保険給付はどう考えるべきか、公務員の待命制度はどの程度の範囲で考えるべきであるか。公務員は恩給をもらつているのに対して組合員は恩給がないのだからその差というものはどう考えるべきか、そういう議論をしているわけです。そういう議論が一々勝負が付いて行きますと、従つてそこで数学的に調達庁の線がきまるから、或いは組合の人にしたら組合の線をそのときになつて主張してもいいと思います。そういうことになろうと思います。従つて抽象的な線で議論をしているわけで、軍に数字的な解釈を与えずに原則を確立したいということでやつておりますので、今軍との関係その他において調達庁案程度が卒業した上でなら組合との関係もあつて一遍は調達庁案は上げるが、併し軍が呑まない先から調達庁案を上げるということはどうか。それよりも組合のほうは苦しかろうけれども、三割、四割まで下げられたのでは整理が付かないが、少くとも八割でなくても、八割という数字には固執しないが、できるだけ近くとか何とかいうことは言えないかということが我々の組合に対する要求なんです。