中曽根康弘の発言 (予算委員会)

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○中曽根委員 ああいう手紙を公式に出すと、当然世の中は、臨時議会において自分の進退を善処されると常識的に解釈しております。ところが臨時議会において総辞職しないということを言われると、あの手紙を出したときと今日の状態と、志が違つて来たから、またお考えがおわかりになつて、総辞職しないと言つて来たのではないかと誤解されます。現に世の中では、そういうことが明らかになつておらないから、あの手紙は謀略的書簡である、吉田さんは外遊して帰つて来て、世界の情勢をよく見て来たから、吉田的平和攻勢をやつておるのだ、そういうことすら言つておるのであります。つまりああいうふうに自分の身を善処するということを言つて、自分の党の崩壊を防ぎ、それから反対党の不信任案をそれで殺し、そうしてずばりと奇襲的な解散をやる、そういう共産軍がよくやるような平和攻勢をまねて出て来たのだろう、そういうふうに言つておる人もあります。私はそういうお考えではないと想像しておるのでありますが、一体どういうお考えでああいう手紙を出し、今日また辞職しないというふうにおつしやつておられるのでありますか、御解明願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 102005261X00319541204_020

発言者: 中曽根康弘

speaker_id: 15356

日付: 1954-12-04

院: 衆議院

会議名: 予算委員会