中曽根康弘の発言 (予算委員会)

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○中曽根委員 私がこういうことを御質問申し上げるのは、実は緒方副総理の名誉に関することがあると思うのです。と申し上げるのは、およそ解散があると考えなければならぬ、そうすれば総選挙になりますが、新しく総裁に予約された方が当然自分の一党を率いて、総裁として総選挙をやるのはあたりまえのことです。それを総理大臣を握つておりながら、しかも自分の副総理に予約しただけで来るべき選挙を自分でやるということは、あとで譲つてやると言われた人にとつては相当な侮辱ではないかと私は思うのです。それは人の人格を傷つけることもはなはだしいと思うのです。およそ自分の副総裁を総裁にする、いずれする、そう言つたならば、その次の選挙はその副総裁が総理大臣になって、あるいは総裁になつて選挙をするのが世の政治の常識です。そういうことをやらないで、吉田さんが総理大臣あるいは総裁として次の選挙までぶつということは、予約された方としてはこれは人格を無視された話でありまして、今まで一番忠実に、吉田さんに最後まで奉仕されておる緒方さんにとつて、非常に失礼な話だと私は思う。そういう点からも私はあなたに御同情申し上げて質問をしておるのでありますが、いかがでありましようか。

発言情報

speech_id: 102005261X00319541204_026

発言者: 中曽根康弘

speaker_id: 15356

日付: 1954-12-04

院: 衆議院

会議名: 予算委員会