新谷寅三郎の発言 (電気通信委員会)
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○新谷寅三郎君 至急に郵政省のほうで御検討を願いまして……、この前の委員会でも申上げましたが、無線局の免許というものは割合に簡単に扱われたようなきらいもありまして、地方に参りますと混信等の問題がいろいろ起つております。もつとこの電波というものは大切にしてもらいたいというようなことを各委員から申上げたわけですが、NHKにおいても十分この点考えて立案されたものと思いますが、御検討の上で、放送法七条に書いてありますような趣旨から、難聴地域を解消するという電波は相当これは優先して割当をしなければならない、そのために必要あれば、今お話のように難聴地域解消のためのチヤンネル・プランの変更ということもこれは真剣に考えなければならないと思いますので、郵政省では至急にこの点について御検討を願つて、結論が出ればなるべく早く御報告を願いたいと思うのであります。
それから更に、ついでにNHKのほうにお尋ねしたいのは、二つあるのですが、一つは、第三に書いてあります大電力局の問題でございます。その大電力局が従来まあ第一放送、第二放送について各地で実行せられたのでありますが、どうもその大電力局をお置きになつた趣旨は、勿論外国の電波による混信等を考えておやりになつた点もありましようが、もう一つ、やはりここに書いてありますように、難聴地域の解消のためにもおやりになつた部分が相当多かろうと思うのです。そこで具体的にNHKの措置方を見ますと、大電力局を置いたけれども、従つてこの難聴地域の解消には役立つたのだけれども、従来の局をそのままにしておいて、結局まあ私いつも例にするのですが、京都とか徳島等に例がありますように、大阪の大電力放送によつて十分カバーされる地域でも、更に京都或いは徳島において、同じ第一放送などを又違つた電波で二重に放送をしておるというような例があるわけであります。で、大電力局主義をおとりになるならば、外国電波との関係も十分考えなければなりませんが、同時に一面難聴地域の解消という問題をとらえておやりになるわけですから、そういう不要な局を私は極力整理をされて、電波も倹約して頂きたいし、関係の諸経費も節約をして行くという建前をおとりにならないと、大電力局にされる趣旨の半分は没却されるのではないかというふうに痛感をしておりまして、これはもう再三この委員会で私から主張もし、警告もした点でありますが、更に今度の難聴地域の解消について大電力局主義をとるわけであるということが書いてありますから、これについての根本の方針をNHKのはうから伺つておかないと、直ちにこの主義で結構でございますというわけには行かないのです。その点如何でございますか。