山内隆一の発言 (人事委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山内説明員 御趣旨ごもっともと思いますけれども、どうしても役所としてはある程度欠員がなければ困る。その理由は、一つには調達庁という役所はどうも受身の役所でありまして、他の省と違って、自分から国家の現状なり、あるいはいろいろな国民生活の状態なり、あるいは商業の状態を考えて、自分の省は今度はこういう計画でやるというようなわけには参りませんので、ほとんど軍の動きのぐあいによりまして調達庁の仕事の分量の変化が各局に起って参ります。そんな関係でどうしても局と局との間に途中でまったく予想しない仕事と定員のアンバランスが起る。ところがその場合に、以前のように楽に人事上の配置がえができるならば、その面においてはそれに応じてすぐに配置がえをするということになりますが、今日の状態ではなかなかこの配置がえが急速には参りません。自然急に仕事がふえてやらなければならぬときには、急いで若干は最小限を補充しなければならぬという場合が起って参ります。そういう配置がえが完全に思うように行けるという前提に立てば、その欠員の維持ということはわずかで済むと思いますが、そう参らぬ面が調達庁にありますことを絶えず頭に置いて行かないと、非常に仕事の進行に無理があるというよりは支障を生ずるという点が一点と、もう一つは近ごろの人件費等の給与予算の編成の仕方が、財政緊縮なり、予算の減少という目的からでしようが、非常に窮屈になって参りまして、いわばほとんど人事院できまった級別定数の現員現給式に近いような数字で予算がきまるわけでありまして、従って欠員が全然ないということになると、途中での昇給昇格ということが非常に窮屈になる。それは職員多数の人の士気に影響するというようなこともありますので、それをあらかじめ予定して何人分というようなわけには参りませんし、またそう考えることがいいか悪いかということは問題がありましょうけれども、そういう意味もあって、人事管理の上から行けば多少そこにゆとりを持たぬと非常にぐあいが悪いというようなこともありますので、なるべく今申しましたような理由に基く欠員というのは最小限にとどめたいと思いますけれども、どうしてもある程度は必要である、こんなふうに考えております。

発言情報

speech_id: 102104548X00719550119_013

発言者: 山内隆一

speaker_id: 6320

日付: 1955-01-19

院: 衆議院

会議名: 人事委員会