足鹿覺の発言 (農林委員会)

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○足鹿委員 八千百二十円のパリティ基準米価をとって分散度調整計数を見る、これが基本のようでありますが、かりに百四十円としてみましても、二千万石の場合はわずか三十億足らずという金額である。私どもの主張する二百七十五円にしてみましたところで、大体五十億余りのわずかな金である。これに対して大蔵省は、とにかく堂々とここに数カ条の理由をあげて正式に要求を拒否するという態度を表明しているのですよ。あなた方は知らぬとかなんとか言っておりますが、これはこの間私どもが農林大臣と話し合ったときにも、大蔵省に難色があるということを言っておる。それを解散を目睫に控えて今日まで片をつけないで一体どうしますか。政府はあってなきがごとき状態になり、閣僚も全部選挙運動に熱中する。事務屋同士の話し合いではこういう問題は片づきません。一つの政治的解決をはかるということをこの間農林大臣は言っておるのです。ところがその舌の根のかわかないうちに、大蔵省は大蔵大臣の了解のもとに、農林省に正式に通知をちゃんとやっておるのですよ。こういう重大な記事がいいかげんな当てずっぽうで出るはずはないのです。政務次官が知らないなら、事務当局は何かそれらしいことを聞いたかどうか、もしこういうことでこの問題を出すなら、今後農林省はいろいろな農業施策を発表することをやめてもらいたい。いいかげんなことばかり言って、一体どこに真意があるか、発表だけして最後には大蔵省からたたかれる。かってあなた方と一緒に私どもは、この農林委員会で自由党の農政を攻撃したじゃないですか。自由党以前じゃないですか。おととしの昭和二十八年には、自由党は五百五十五円の凶作加算を払っていますよ。しかも十月ごろに一応の概算払いを払っています。しかし今は、民主党は、根っからこの問題に対して払う意思を大蔵当局は持っていない。それを説得する力もないじゃないですか。そういうことで愛情革命がどうだとか、農村問題がどうだとかいうことを今後言ってもらいたくない。こういう小さな問題、二十億や三十億の金で片づく問題が片づかないで、肥料を五円下げるとか、十円下げるなんとかいうことを宣伝してばかりいては困る。農林大臣が来たら私は言いますが、この問題に対しては、大蔵省も呼んで来てもらって確たる答弁を願いたい。委員長、大蔵大臣なり農林大臣の出席を要求します。これくらいを片づけないでは自由党の農政以前ですよ。こういうことで、私ども農林委員会はこの問題を一たん取り上げた以上、引っ込みません。大蔵大臣並びに農林大臣の出席を求めて、この問題に対して私はどうしても言明をいただきたいと思う。何とか委員長において御処置願いたい。

発言情報

speech_id: 102104988X00819550122_017

発言者: 足鹿覺

speaker_id: 11138

日付: 1955-01-22

院: 衆議院

会議名: 農林委員会