千田正の発言 (水産委員会)
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○千田正君 私はこの問題についてはこれ以上質問したくないのですが、決して政府のやったことに対して私は正しい解決の方法であるということは認められない。ということは、何も単に水産問題についてこれは言っておるのではありません。不幸にしてわが水産問題にこうした被害を受けたのでありますが、水産の業者なり漁民なりあるいは多くの基地の人たちが、日本の国力伸張のためにこれもやむを得ざる犠牲としてこれを甘んじて受けるとするならば、それもやむを得ないとしましても、そのかわり日本の権利が主張される、そこなわれず日本の外交の自主権というものを堂々と貫かれるということならば、あえてわれわれは何も言わない。しかしながら今の解決は、単にアメリカのお手盛りにおいてこれでがまんしろ、こういうことであって、日本の国際法上の当然要求すべき権利を放棄してがまんしろというわけには、単なる水産委員会のわれわれのみならず、全日本の国民はそれで了承はできないと思う。これに対してはいずれもう少しはっきりした立場、今後の政府のはっきりした方針を聞きたいと思いますが、時間もきょうはありませんから私の質問はこれで終りますけれども、そのかわりに私はお聞きしたいのは、先ほどから言っておるが、輸出のカン詰の障壁のいわゆる撤廃であるとか、日本の漁場の拡張であるとか、あるいは日本の水産物の買い入れに対してもっと買ってもらうとか、何らか外交折衝においてマイナスの点を補充して行くのでなかったならば、単なる犠牲に私は終ると思う。本当に日本のいわゆる独立の外交自主権を持っておるならば、もう少しその面において働いていただきたい、これを注文いたしまして、ビキニ問題については一応私の質胴を終ります。