葛西嘉資の発言 (社会労働委員会)

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○葛西参考人 ただいま資料を持って参りませんでしたので、この六百有余のベッドのうちで、どのくらいどうなっておるかということは、今ちょっと何とも申し上げられませんが、大体私大ざっぱに申し上げますと、八割くらいまでが生活保護法もしくは健康保険の患者であろということは間違いないと信じております。
 ただ、今の入院料等においても二千円くらいの病室があることもこれは事実でございます。赤十字は単なる社会医療だけの施設ではないと思いますので、先ほど医務局長の言われましたように、医療水準とか、あるいは調査研究とかいうような点からも、やはり公的医療機関としての使命を果さなければならないというようなことでありますので、いい部屋に入って、ゆっくり十分な治療を受けたいという希望者に対しましても、それに応ずる責任がある、そういう機能を持たなければならない病院の性格もあるのであります。一律に全部、これは例をあげるとおかしいかもしれませんが、たとえばそれを目的にする済生会の病院というようなものとは、やはりそこが違って、相当の部屋で静養したいというようなものがあれば、それらを利用していただくという機能も、赤十字病院としては持たなければならない。こういうわけで、今申しました二千円ばかりの部屋も幾つでありますか、数は私は知りませんが、あることは事実であります。ただしかし、何といいましても、赤十字全体のあれを見ましても、中央病院もその通りでありますが、八割くらいなものは、これらの社会医療の収入面から見てそうでありまするので——これは吉川さんは大へん資料を持っておるので、こっちは資料を持たずにやるのですから、ちょっとこう言っては失礼かもしれませんが、六百十幾つのうちに百しかないというのは、これは何としても間違いだと私は思うのでございます。

発言情報

speech_id: 102204410X05019550726_058

発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1955-07-26

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会