後藤博の発言 (地方行政委員会)

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○後藤政府委員 実は最近の佐賀県につきましては、たしか二、三週間前だったと思いますが、佐賀県の課長と部長が参りまして、ざっとした話を聞いたわけであります。本年度の赤字が従来からのも含めまして八億近くになるというお話を聞いて実は驚いたのであります。御承知のように、昨年の夏佐賀県では給与の未払い事件がございまして、当時の赤字の額、四、五億だと思いますが、その赤字でも全体の財政規模が七十億くらいでありますから、その財政規模から比べますと非常に大きな赤字でありまして、しかも税収入の方に期待ができない団体であります。従って非常に憂慮いたしまして自主的な再建計画を立ててもらいまして、そして本年度、単年度としての赤字ができるだけ出ないような措置を講ずるように、そういう指導をして参ったのであります。ところが選挙もございましたし、いろいろな県内の事情から赤字がさらに大きくなったようであります。その事情は事情といたしまして、この年度末をどうして越すかという問題があるのであります。決算期を控えておりますので、できるだけいろいろな措置を講じまして支払い繰り延べ、それから事業繰り越し等をやっておるようであります。何しろ資金を求めますのに、地元の金融機関が非常に弱い金融機関でありまして、おそらく地方銀行のうちでも一番小さい地方銀行ではないかと思うのでございます。それが二つございまして今度は合併するようになっております。合併直前で合併の話しがきまって、おそらく両方清算して合併することになっておるのでしょうが、その関係で銀行に資金を借りることが非常に困難な状況で、あげて政府資金でもってめんどうみなければならないという状況でございまして、従来よりも一層苦しい立場にあるわけであります。給与の額は確か二億くらいだと思っております。従って二億くらいの金を簡保とそれから大蔵省の資金通用部の資金と両方でまかなえば給与は払える。従って給与を払うか払わないかは事業の支払い繰り延べをどの程度やるかやらぬかにかかっておるわけございます。支払い繰り延べをあまりやらない方針であるならば、私は給与を払えると思っております。その辺のかね合いは私どもよくわかりません。従って給与だけを払うということであれば私は資金は見当つくのではないか。この給与の額を中心にしてあっせんをすれば、見当つくんではないかという話を、この間知事にもいたしておいたのであります。知事さんが、現在来られまして、いろいろ折衝しておられるようであります。私どもといたしましても、ともかくも給与は払うようにということで――これは警察の給与も含んでおりますから払うようにということで援助をいたしておるのでありまして、ここ数日間に資金の関係がどういうふうになっておるかまで聞いておりません。新聞に出ております事情は、私は前から心配しておったことでありますので、全体としては大体知っているわけであります。

発言情報

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発言者: 後藤博

speaker_id: 33526

日付: 1955-05-20

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会