一萬田尚登の発言 (地方行政委員会)

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○一萬田国務大臣 地方団体に対する地方債その他、借入金もありましょうが、そういうものの元利について償還を延ばすとかいうことは、これは簡単に首肯できがたい、またやることが正しいとも思っておりません。これはやはり地方公共団体の財政の再建という全体、あるいはまた地方公共団体をどういうふうにして財政的見地から再建していくか、こういう基本的なものがはっきりしたときに、必要があれば考えるべきで、ただ償還能力がないから、すぐにたな上げするという行き方は、賛成をいたしかねるわけであります。民間等においての政府からの貸付金において償還を延ばしたということもあります。これは事実上払えないということにあります。またそういうことを計画的に認めておる場合は必ず整理計画を立てさせ、それに基いて会社等は整理をしていく、こういう過程において初めて考えられる、かように考えておるわけであります。何としても地方公共団体については、私は今財政上非常に困っていることは十分承知しております。どういうふうにして立て直していくかという一環として場合によっては考え得るかもしれませんが、そういうことがいいかということについては、具体的なことについて十分検討を加えていかなければなりますまいと考えております。なおまた預金部等の資源関係からいたしましても、やはり次々にこの地方公共団体に金を出していく上からも、そう簡単に償還を中絶あるいは延ばすということはできないことも御了承をいただきたいと思うのです。

発言情報

speech_id: 102204720X03719550709_020

発言者: 一萬田尚登

speaker_id: 2003

日付: 1955-07-09

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会