加賀田進の発言 (地方行政委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○加賀田委員 今の補助職員の、長側の職員と議会側の職員とを兼務しても、これは指示に基いて単なる事務処理をするのだから何ら差しつかえないという御意見がございましたが、これは、長側は執行機関であって、議会側は決議機関であるので、非常に私は性格上相違があると思うのです。特に議会側と長側とが全然相反した立場をとらなくてはならないような場合も起ってくる、そういう場合に、午前中は長の支配に基いて事務をする、午後は議会側の指示に基いて反対の動きをする、こういうような事態が私は起ってくると思う。もちろんそうしたことを割り切って動物的に動いていけばそれでいいというけれども、やはり人間としては思想もあり、感情もあり、あるいはそうした命令に基く協力的な精神的なものも必要だと思うのですが、そういうときは、議会側と長側との中に立ってその職員が非常に窮地に追い込まれるような場合が起ってくると思う。だから、それは単なる理論であって、実際問題としては、私はそういうことにはなり得ないと思うのです。その点に対して、ただ理論だけでなく、現実の上に立って、職員として長側に立つあるいは議会側にその日に立つということは酷じゃないかと思うのですが、その点に対して長官の再度の答弁を願いたいと思うのであります。
 発言のついでに長官にお尋ねいたしておきたいと思うのです。午前中の合同審査の際に辻原委員の質問に長官が答えられた点だと思うのですが、計画を立てるために、予算の縮小あるいはその他の問題で教育委員会に対しても大きなしわ寄せが来る、しかもそういう状態の中で、教育公務員にも首切り問題というものが具体的に起るのではないか、こういうようなことにおいて、将来の日本をになう重大な教育を阻害するおそれがあるという質問に対しまして、教育委員会は日本の民主政治の発展のために重大なんだから、教育公務員に対してはおそらく首切りは起らないと言明されて、それに引き続いて、そういう事態が起れば一般職員にそういう事態が起るだろう、こういうような御答弁だったと私は思うのです。もちろん教育職員に対してのそういう人員整理というものは起らないと言明された点に対しては、私どもは非常に敬意を表するわけでありますが、しかしその逆のしわ寄せが一般職員に行って、いかにも首切りが起るのではないかというような印象のことをその裏づけとして発言されたことは、非常に私は遺憾だと思うのです。これに対して自治庁長官の御答弁を再度お願いいたしたいと思うのです。
 なお私は関連質問でありますので、ついでに小林行政部長にお尋ねいたしたいと思うのであります。あまり質問がないのでさびしそうな顔をしておりますので……。
 この逐条審議に直接影響ないわけですが、やはり財政再建の法案に重大な影響を持っていると思うのです。それは、先般五島委員から質問のありました相生市の財政再建に関する市側の処置であります。市側としては、この赤字状態を克服するため、本年度の歳出を縮小するために、人件費二割として約八百十六万円でする、これにほとんどしわ寄せされたという現状で、これではあまりに酷ではないかという質問であった。小林部長は、もし人件費にしわ寄せされたとするならば非常に酷だと思うが、さらに相生市の実態を調査してあらためて答弁をするという発言があったのですが、聞くところによると、調査課において大体調査されつつあるということを聞いておりますので、もし調査されておるとするならば、この調査に基く自治庁としての見解あるいは調査の結果に対しての報告をこの際求めておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 102204720X04519550720_160

発言者: 加賀田進

speaker_id: 20805

日付: 1955-07-20

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会