鈴木琢二の発言 (地方行政委員協議会)

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○国家消防本部長鈴木琢二君 ただいま警察庁の方から概況の御報告がありましたので、国家消防本部に今日まで参っております消防の面から見た状況について、簡単に御説明申し上げたいと存じます。
 十月一日の新潟市の火災は、消防本部として発生時刻は、大体発見が非常におそかったものですから、発火の時間は結局推定によるわけですが、三時前の二時五十五分とおおむね推定いたしております。それで延焼防止ができましたのが大体九時五十分、鎮火と称する段階になりましたのが十時五十分ということになっております。警察庁からもお話のありましたように、当日は台風災害に対しまして、警察とともに消防も警戒態勢に入っておったわけでございます。新潟市の消防ポンプその他消防関係の設備の状況は、他の都市に比べて、優秀とまではいかぬでも、比較的いい方といわれる程度の設備を持っておりました。ポンプ車は十九台ございます。二十五、六万の都市としては比較的数の多い方でございまして、そのほか通報機関並びに水利状況等も比較的よかったのでございますが、何しろあの強風下に、瞬間風速三十メートル以上という強風だったことと、それから出火場所が教育庁のいわば人けのない建物から発生したということのためにああいう大きな火災になったのでございます。
 原因については、ただいま新潟市の消防本部並びに警察本部において調査中でございますが、いまだ確たる結論に達しておらないようでございます。結局あれだけの消防設備を持っておりながら大火になりました、原因は、発見がおそかった。発生の状況の通報がありましたのは一一九の電話で消防本部に通達されております。ですから一一九がどこから入ったかということは、まだ十分検討されておりませんが、消防本部に入りました最初の通報は、一一九の電話で入っておるわけでございます。消防ポンプが発生地に到着したときには、すでに火が建物から吹き出しておって、隣の文化センターに延焼しようとしておったというくらいですから、もう発見としては非常におそい。その点と強風にあふられた点であれだけの大火災になったわけでございます。
 現在原因調査と、それからあれだけの消防設備がありながら、どうしてあれだけの大火に拡大したかという拡大した理由について、技術的に検討いたすべく係目を派遣いたしております。国家消防本部で火災発生の危険率によりまして火災部市等級をきめておりますが、新潟市は五級になっております。五級というのは比較的いい方の部類に属するような都市でございますので、そのいいにもかかわらずあれだけの大火に拡大したのはどういう理由であるかということを技術的に十分検討して、将来の参考にいたしたい、さように考えております。大体以上でございます。

発言情報

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発言者: 鈴木琢二

speaker_id: 7945

日付: 1955-10-07

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員協議会