後藤博の発言 (地方行政委員協議会)

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○自治庁財政部長後藤博君 人口を中心にするか、地域を中心にするか、これはどちらも私は理屈があると思っております。一時交付税の当初においては、土地をある程度強く見たことがあるのであります。そうしますと広大な地域だけに非常にたくさんいくという結果になるから、都市の財政需要を現在十分に見ておりますれば、おっしゃるようなことを考えてもいいのでありますが、都市の財政需要も十分に見てない現在の段階におきましては、やはり人口を中心に考えた考え方の方がいいのではないか。地域を広く見れば、むしろ都市の方が非常に困ってくるのではないか、かように考えて現在の方式をとっておるわけであります。しかしこれは交付税の財政需要の見方の問題が一つあります。内容的に投資的事業は十分見ておりません。従って投資的事業を十分に見る段階までくれば、もう少しバランスを合せるような考え方ができるかと思いますが、現在の段階ではそこまでいっていない。従って地域に重点を置くよりも、まず人口を中心に考えた方が、やはり現在の状況にはマッチするのではないか、かように考えて現在の方式をとって一おるのであります。しかし地域を中心にもう少し多く見てくれという要望もございます。これは特に山村地域の広大な農業府県等につきましてありますけれども、都市的な財政需要を十分に見た上の段階であればおっしゃる通りでありますが、それも十分に見てない段階におきましては、なかなかむずかしい問題で、私どもも割り切って土地中心の考え方をもう少し強く出していくということまで、どうもはっきりできない状況にあるのであります。

発言情報

speech_id: 102204768X00319551107_015

発言者: 後藤博

speaker_id: 33526

日付: 1955-11-07

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員協議会