井上良二の発言 (農林水産委員会)

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○井上良二君 それではただいま議題となりました砂糖価格安定法案につきまして、提出者を代表し提案の理由を御説明申し上げます。
 御承知のようにわが国総合食糧対策の一環として進められて参りました食生活の改善に伴い、砂糖はもはや嗜好品ではなく、主要食糧として国民生活の土に大切な地位を占めるに至ったのでありますが、その価格は、需給の逼迫と輸入の不円滑により、著しく不安定で、しばしば騰貴し、国民生活に少からざる脅威を与えておりますため、特に脚下の経済事情にかんがみ、糖価の引き下げ安定が契緊の要務とされているのであります。
 幸いにして最近、リンク制度の廃止その他の事情により、原糖価格はようやく低下しつつありますが、政府が今国会に提出しております砂糖の価格安定及び輸入に関する臨時措置に関する法難案は、主として砂糖輸入による超過利潤の吸収にその目的を置き、糖価の安定についても、現在のままの高い水準でこれを行おうとしておりますため、同法の施行によっては糖価の引き下げを期待することはできません。
 本法案は主として輸入された原糖を国が管理することにより、末端の現行取引機構に重大な影響を与えないで、糖価の安定をはかり、国民生活の負担を軽減することを目的としておるのでありますが、その内容とするところは、砂糖の輸入業者が輸入した砂糖は、すべてこれを政府に売り渡さねばならぬこととし、また、政府はこの買い入れた砂糖を精製業者及び販売業者に売り渡すこととしたほか、政府の買い入れ、売渡価格、必要な報告の聴取、調査等についての規定を設け、さらにこの買い入れ、売り渡しを食糧管理特別会計で行わせるため、同会計法の一部をも改正することといたしておるのであります。
 以上がこの法案を提出いたしました理由及びその大要であります。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御可決下さいますようお願い申し上げまして、提案の理由を終ります。

発言情報

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発言者: 井上良二

speaker_id: 11781

日付: 1955-07-30

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会