足鹿覺の発言 (農林水産委員会)
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○足鹿委員 そうしますと、その所管はあなた方は全然タッチしておらない。しかしわれわれの調べたところによりますと、大体輸入商社が丸紅並びに東京食品、兼松等に分れておりまして、その内容は七月十日ごろから八月にわたって、冬酒造会社にそれぞれの数量を着港別にちゃんとしたものが出ておるのであります。これは畜産局関係かは知りませんが、とにかくこれは飼料として輸入がなされておる。ところがそれによって外貨の割当を受けて、そのままこれが酒造会社に入っておる。これはあなた方は直接担当しておられないかもしれませんが、このような事実を御存じになっておるかどうか。今年は天候に恵まれてカンショの生産事情も非常にいいようでありますが、酒造用へのカンショの数量は大体三億貫程度と累年推定されておる。ところがこの約四万トンの輸入マイロはカンショに見積ると三千四百万貫程度のものに該当する。とのような大量のものがしかもカンショの出回り期にすでに入荷を見つつあるということは、一方は豊作気構えである。一方は競合作物が飼料と銘打って輸入されることによって、あなた方の所管の農産物価格安定法の対象となっております切りぼし等はおそらく重大な危機に直面すると思うのです。こういうことはあなた方が直接所管しておらないにしても、事実放任してよろしいかどうか。われわれが飼料需給安定法を作りました際には、明らかに附帯決議を付して、輸入の際に当っては競合物資の輸入制限と適切な対策をあわせ考えろということを、先般の農産物価格安定法を作った際にちゃんと附帯決議になり、政府もこれを実行することになっておる。ところがここのところ飼料の輸入問題は全く乱脈でたらめをきわめておる。飼料と銘打って入ったものが、私が指摘したように公々然と酒造会社に流されておる。その結果は農業の圧迫となり、競合農作物の価格に非常に大きな影響をもたらす結果になる。こういうことをあなた方が直接タッチしないにしても、今後の農産物価格安定法通用の責任はあなた方自体が持っておられる。これは捨て置けないと思うのです。畜産局が来ればもっとこの真相を究明できますが、その間の実情等については食糧庁は全然知られないのですか。担当であるとかないとかいうことは別問題として、この事実に対してどう対処されますか、この御所信はどうですか。