足鹿覺の発言 (農林水産委員会)

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○足鹿委員 自動承認制ということはあなた方はこれに対してはノー・タッチだということですか。ある一つの方針がきまれば、それによってあなた方とは別途の自動承認制によって入ってくるから、自分らは手をつかねて見ておるというのですか。あなた方の主管のマイロにしろ、トウモロコシにしろ、輸入飼料として入ってくるのです。現に食糧庁は自分たちの所管外だから知らないと言っておる。しかし最終的には、食糧庁が農産物価格安定法によってしまつしていかなければならぬ。大体飼料として輸入されたものが実需者に渡らないで、公々然として他の目的に使う酒造業者に渡るということが放任されておってよろしいかどうかということなんです。われわれが飼料需給安定法を作った際に、年間大体二十六万トンから二十八万トン輸入する、そしてそれに対しては八十億内外の金を投入して政府がその飼料を市場操作することによって飼料価格の安定をはかろうということになっておった。当時われわれが問題にしたのは、これはなかなか実需者にいかない、これに対するいろいろ血修正点も考えたが、あの当時の審議の状況から、そこまで徹底した措置が講じられなかった。案の定、このごろはほとんど実需者には行っていない。競争入札ということになっておりますが、ほとんど大飼料会社がその大部分を独占しておる。そして多くの飼料会社は飼料需給安定法によって政府が払い下げでいる需給操作用の放出飼料の中間をかすめることによって生計を維持しておるような、いわゆる中間機関がさらにある。そして実需者たる農民には渡っておりません。渡っておっでも、非常に高価なものになって渡っております。それなればこそ、各地からごうごうたる非難が起きておる。そういうように、従来からの飼料需給安定法の不当な運用が行われておるやさきに、またぞろこういう事態をあなた方が黙認したというととは、畜産局は何のためにあるのですか。畜産農民をほんとうに保護して、畜産の振興をはからむばならない時代に、それとは逆の方向をあなた方がとられようとしておることは、私ども納得がいきません。畜産農民自体にも非常に問題がありますが、今当面しておる競合農作物との関係において恐慌状態が起きますよ。こういうことを放任しておけば、その責任はあげてあなた方の責任ですよ。とにかく飼料として入ったものが公然と他の目的に使用されることについて、あなた方はこれに対してどう措置いたしますか。今まで入ったものはともかくとして、今後入ってくるものに対しては、本来の飼料としての目的に達するようにこれを措置する用意がありますか。すでに七月十日に六千九百トンというものが入っておるが、今後入ってくるであろう八月入船予定以降のものに対しては、特別措置をもって、今私が指摘したような最悪の事態が起きないような万全の措置を講ずる用意がありますか。

発言情報

speech_id: 102205007X05119550730_027

発言者: 足鹿覺

speaker_id: 11138

日付: 1955-07-30

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会