高碕達之助の発言 (予算委員会)

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○高碕国務大臣 お答え申し上げます。六カ年計画の根本の方針は、六年後日本の人口がどういうふうに推移するか。それに従ってどれくらいの労働力がふえるか。その労働力をいかにして各方面に就業せしめて、失業者をいかにして少くするかということと同時に、並行的に日本の経済を自立せしめる、こういうことが主眼で六カ年計画を立てたゆえんでございます。その中にはただいま御質問の食糧政策、鉄鋼政策、石炭政策、電源開発というものを詳細に含んでおりますが、大体論で申しますと、鉄鋼は国民の経済力の伸展に従って相当数量増加していくわけであります。石炭は順次増加する。電力も同様でございますが、これは従前の経過にかんがみまして、詳細なる数字はただいま記憶いたしておりませんが、とにかく逐次合理化をいたしまして、生産原価を下げつつ、国際競争力に耐え得るようにして、日本の経済を自立して行きたい。と申しますことは、現在の日本の経済から申しまして、どうしても輸出を振興しなければならぬということが根本でございますから、それに合うようにやっていきたい所存でございますが、同時にこれが運用といたしましては、生産性本部というものを今度作りまして、生産の合理化をやる。生産の合理化は従前の資本主義経済の合理化ではなくて、もっと広範囲にわたって労使協調をするとか、あるいは失業対策とか、あるいは社会保障までも加えた生産性の向上をはかろうというので、新たに今度生産性本部というものを発足いたすことに相なっております。以上をもって私のお答えといたします。

発言情報

speech_id: 102205261X01019550511_006

発言者: 高碕達之助

speaker_id: 34204

日付: 1955-05-11

院: 衆議院

会議名: 予算委員会