田中織之進の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○田中(織)委員 今度の民自両党の予算修正の額は、最初に私が申し上げましたように、われわれはこれは大した額ではないと見ております。それからまた、これだけの百四十二億の金融債の市中消化の問題については、ただいま大蔵大臣が述べられたように、最近の貯蓄増強の傾向、さらに今回の政府の預金利子に対する免税措置等の関係から見て、市中銀行に相当の資金が集まるであろうから、勢いそれによって十分こなし得るだろう、こういう見方については私もあえてこれを否定するものではないのであります。その意味から見て、今回の修正について、さもこれ自体が相当なインフレ要因であるかのごとく一部の財界方面で騒いでおることについては、純経済的なまた財政的な関係から見ますならば、私はこれはちょっと当らないと見ておる。しかし問題はここにひそんでおるところの金融債のいわゆる市中金融引き受けという形で実質的に公債発行への窓口を開いたということが、私は非常に重要な問題だと思うのであります。果してそれでは、大蔵大臣は今回のこの民自両党の予算修正で、当初の自由党の公債発行が、もちろん大蔵大臣、特に鳩山総理の相当頑強な反対によって、表面は金融債の一部市中銀行引き受けという形に変化しておりますけれども、われわれの見るところでは、これは将来への、しかもこれはそう遠い将来ではなくて、私がこれから申し上げますように、明年に控えておるところの公債発行のためにすでに外堀が埋められたのだ、私はこういうように見ておるのでありますが、この点に対する大蔵大臣の御所見を伺いたいのであります。

発言情報

speech_id: 102205261X02519550607_013

発言者: 田中織之進

speaker_id: 14587

日付: 1955-06-07

院: 衆議院

会議名: 予算委員会