田中織之進の発言 (予算委員会)
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○田中(織)委員 大蔵大臣はやはり語るに落ちておる。それはなぜかというと、私はもちろん今回の民自両党の共同修正案における市中銀行引き受けの金融債というものの定義が明確でないということを先ほど申し述べましたが、その中に今はっきりと、これは興銀債あるいは長期信用銀行債で、いわゆる民間のそれであって、開銀債であるとかあるいは輸出入銀行債であるというような、公債に準ずるような政府機関の関係の債券というものは今のところ発行する考えはない、こういうことでありますが、別途そうした計画が進められておることは、これは私いなめない事実だと思うのであります。そういう意味で、ただいまの大蔵大臣の答弁によって、これが単なるそういう興銀債であるとか、あるいは長期信用債というような一般金融債ではなしに、準公債的な開発債あるいは輸出入銀行債というものについてすでに発展していくということを、大蔵大臣のただいまの答弁自体においてこれは物語っておると私は思う。さらに公債発行、ことに財政上の必要のため歳入を補うための公債発行についても、もちろんあなたは前提条件を今述べられましたけれども、少くともわれわれは、日本経済がもっと安定した場合における公債発行というものを今私らは論じておるのではないのです。当面の、少くとも今年なり明年なり、あるいは明後年なり、この両三年を見通した立場における公債発行というものが適当であるかないかという立場に立って問題を取り上げておるのでありまして、その意味から申しまして、少くとも三十年度は、財政上の必要からくる公債発行はやらないけれども、あなたが今述べられたような条件が整うならば、公債を発行するということにあながち反対でないような答弁をされておること自体は、やはり今度の修正の問題について、これは後ほど政治的責任の問題としてあなたにもお伺いしたいと考えておるのでありますが、あなたが公債は発行しない。少くともこれは今年なり明年における見通しの上に立ってのあなたの従来の言明であるとわれわれは見ておったのでありますが、ただいまの答弁であなたが述べられたような条件になれば、公募が可能であるというようなベースができるならば、財政上の必要から見た公債発行をも、あなたはやるということを述べられたように私は感じたのでありますが、これはそういうように、あなたの従来の公債発行しないという考え方を、一定の、あなたはあなたなりの条件が整えば公債を発行するという考え方に変更したことを意味するのですか、いかがですか。