小平忠の発言 (予算委員会)
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○小平(忠)委員 時間が貴重ですから、防衛関係につきまして私は以上の質問をもってやめたいと思います。思うに三十年度の予算編成だけでなく、従来吉田内閣時代から、毎年度の防衛関係費の予算の内容を見るに きわめてずさんきわまるものである。特に予算の使途につきましても、自衛官の養成という面において、現実に各自衛隊のキャンプをごらんなさい。その施設において、衛生あるいは給与あるいは被服、こういう面できわめて徹底を欠く点があるのであります。昨年私は、今は滋賀県知事になりました自由党の森幸太郎氏と、予算委員という立場からこの自衛隊の実態を見ました。具体的に例をあげることは時間がないから申し上げませんけれども、もっと自衛隊そのものの内容を検討して、予算の使い方がもっと検討されなければならぬ。過日も新聞紙上に出たが、自衛隊の内部においてあのような見苦しい事件が起きてきている。こういう事柄を特に防衛庁長官も大蔵大臣も十分に反省せられて、自衛隊が真に国民に理解をされ、納得されるような会計、さらにひいてはアメリカ一辺倒、アメリカの言いなりほうだいでなく、国民生活の安定、民生安定という見地からこの防衛費を削って、国民生活安定の方向に回すような考え方ぐらい今の内閣は持っていただきたいと思うのであります。
次に私は日ソ交渉につきまして本院並びに参議院におきまして予算委員会なり外務委員会で、いろいろ具体的に質疑がかわされております。そのうちで私は二、三点総理大臣並びに外務大臣の所見を承わっておきたいと思うのであります。
日ソ交渉の基本方針について政府は、懸案解決と国交回復とのかね合いを不明確のままにいたしておるのであります。そこで具体的にお伺いいたしたのでありますが、今度の日ソ交渉におきまして、もし領土問題が妥結しない、どうしても話し合いが進まないというような場合でも、平和条約を締結するお考えでございましょうか。総理大臣に承わりたいと思います。