北澤直吉の発言 (予算委員会)

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○北澤委員 私は自由党を代表しまして、外交問題を中心として、総理大臣、外務大臣、大蔵大臣及び通産大臣にお尋ねをしたいと存じます。
 第一は日ソの交渉についてであります。六月の初めにロンドンで日ソの交渉が始まりましてから約一ヵ月半でございますが、今日までの交渉の経過を見ますと、日ソ双方の主張が提示されただけでありまして、しかも双方の主張の間には大きな食い違いがありまして、ほとんど歩み寄りの跡が見られないのであります。双方の主張はちょうど平行線の上を走っているような感をいたしておるわけであります。日本側におきましては、各種の懸案を解決して、その上で国交を回復しようという方針をとっているのに対しまして、先方ソ連側におきましては、桑港平和会議の際におきましてソ連のグロムイコ代表が提出いたしまして、しかも日本その他各国から反対を受けました、いわゆるソ連の修正案と大同小異の平和条約案を提出しまして、そうして日本の中立化をはかりますとともに、懸案解決を一応たな上げして、直ちに国交の回復をしよう、こういうソ連側の主張であります。日本側が最も重要視をいたしております抑留日本人あるいは戦犯者の帰還の問題、また領土問題等につきましても、先方は全然わが方の主張に同意を与えないように聞いておるのであります。私どもの見るところでは、この日ソの交渉は行き詰まりの状態にありまして、いわゆるデッド・ロックに乗り上げたものと判断せざるを得ないのでありますが、鳩山総理及び重光外務大臣はこれをいかにお考えでありますか、両大臣の御所見を伺いたいと存じます。

発言情報

speech_id: 102205261X03019550714_004

発言者: 北澤直吉

speaker_id: 29171

日付: 1955-07-14

院: 衆議院

会議名: 予算委員会