北澤直吉の発言 (予算委員会)
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○北澤委員 ただいまの御答弁によりますと、鳩山総理の個人的な一方的な希望的観測というふうにしか思われないのでありますが、ソ連の憲法によりますと、千島はもちろん歯舞、色丹までも憲法によってソ連領に編入している。ソ連におきましては千島と同じように扱っているわけであります。従って日本側だけにおきまして、歯舞、色丹は千島と違うという希望的観測によって、この歯舞、色丹群島が日本に返るであろう、こういうふうにお考えになることはあまりに甘過ぎると思うのでありますが、ただいまの総理の御答弁によりますと、一方的な希望的観測であるようでありますから、これ以上は追究いたしません。
鳩山総理は過般の総選挙当時におきましては――総選挙の以前におきましても、ソ連はドイツに対しますと同様に、日本に対しましても戦争状態終結宣言を出すであろうというようなことを、日比谷の公会堂か何かでお述べになっておるのでありますが、今日から見ますと、総選挙当時の鳩山総理のソ連の対日態度に関する認識というものは、重大な誤まりを犯しておったのではないかと私は思うのであります。日本の重大な外交方針を決定する、その前提であるべき国際情勢の認識において、根本的な欠陥があったのではないかというふうに私どもは考えるわけであります。この重大な誤まりについては総理はいかなる責任を感じておられるか伺いたいと思うのであります。