北澤直吉の発言 (予算委員会第三分科会)

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○北澤分科員 一応政府側の説明はわかるのでありますが、世間におきましては、今回のこの原油、重油に対する関税の賦課は、一面においては、石炭業を保護するために石油の値上りを認める。それからこれによって国内産の石油業を保護する一種の保護関税でありますが、そういうような二つの意味で今度の関税がかかっている。こういうふうな誤解を持っている人が非常に多いのでありますが、今の局長のお話では、必ずしもそうでないようであります。私どもの考えでは、石炭業保護という見地から申しますれば、結局これは重油、石炭との競合関係でありますが、これは重油の消費を規正し、どの分野に重油を使い、どの分野に石炭を使うというふうにちゃんと分野をきめれば、あえて関税をかけなくても石炭業と重油との調整はできる。それから国内の産油の保護という見地から申しますれば、今度政府が考えておられるような、国内の石油資源の開発に関する特殊な会社を作るという面で、政府が補助を与えて国内の産油を奨励するという方法をとれば、必ずしも石油に関税をかけなくてもそういうふうな目的は達し得るのではないか、こういうふうに考えるのでありますが、政府のお考えでは、どうしてもこの石炭業と重油との調整については関税をかけなくてはいかぬというお考えでありますかどうか、もう一応お伺いいたします。

発言情報

speech_id: 102205268X00219550604_008

発言者: 北澤直吉

speaker_id: 29171

日付: 1955-06-04

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第三分科会