小林亦治の発言 (決算委員会)

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○小林亦治君 調査会をただいま設けられて、しかも短期間に仕上げを準備せられる、まことに多とするのであります。だがこの後半の御説明を伺うと、まあ大臣に対してはなはだ失礼なんですが、やはり野に置けといったような気持がするのです。あなたあたりが運輸大臣になった機会に、もう少し考えるというか、断行するという線に持って行っていただきたいと思うのであります。それがまあ伺う大前提です。それからこの国鉄に関するところの大臣の権限の問題なんですが、抽象的に監督権しかないと、こうおっしゃるけれども、具体的にきまってないところで、その監督権というものは非常に大きいと私はむしろ思うのです。ですから御遠慮なさらずに、たとえば国民主権といっても、個々の国民は何ら権限はないのです。持っておるものは所管大臣と、こうなっておるのですけれども、ただ単に抽象的に監督権というものがあるのは、これは非常に大きいのであって、要するにその監督権を行使するところの大臣いかんなんであります。あなたあたりがやらなければ誰もやれない。今そういうおとなしいことをおっしゃると、先ほど申したように、やはり野に置けということに帰するので、はなはだ心もとないと思うのであります。そういうことでなくて、法規はせっかく監督権ありとなっておるのですから、その抽象的なものの中にどのように具体的に持って行くかは、これは大臣の手腕、力量いかんです。そういうふうに一つ張り切ってもらいたいというのが私のお願いです。国鉄に関する点は以上なんでありまして、たとえば一昨年以来私どもが当決算委員会におきまして外郭団体に対しては相当のメスを加えたのであります。幸いにして、たとえば交通公社が政府に対する納付金をたなあげせずにすみやかに還付するような傾向になりかかったことと、弘済会の経理が非常に緊張してやや立ち直りかけておる趨勢にあるということ、それから国鉄当局が構内営業規則の改正によって、世論の非難に対して相当の反省を加えて参った、ただその実施が緩慢であって、法規は作ったが、いまだ効果が上っておらないというような状況にありまするので、この点も監督権の上に乗せて具体的に御処理を願いたい。問題は運輸省なんです。ここに多数の局長さんがお見えになっておられるかもしれぬが、この局長さん方も取りかえなければいけない。昨年以来、問題となっておったいろいろな行政事件なりでも圧倒的に運輸省が多く、かつ問題が大きかったということは、これは御承知の通りなんです。まあ具体的に申し上げればたくさんな材料があるのでありますが、許可権がないのに潜在的な威力を地方に発揮して、そうして地方の許可権を左右しておった局長の御連中が、だんだん空気が腐って運輸省そのものがボス化しておるというのが現状なんです。内容がそうなっていないなら結構なんですが、われわれの目から見ると、そういうものがままあるのです。まず直接監督権のある、最もやりやすいところの運輸省の各部局を今の大臣が就任せられた機会に一新していただかないと、いろいろな問題がまたわれわれの手によって爼上に上せなければならないということになりますから、この点を一つ十分お考えおきを願って御善処願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 102214103X01519550613_014

発言者: 小林亦治

speaker_id: 26452

日付: 1955-06-13

院: 参議院

会議名: 決算委員会