竹山祐太郎の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(竹山祐太郎君) お話の通り今国会で超党派的に、いわゆる縦貫道路、いろいろな名称がありますが、なるものの案が御議論になっておることは事実であります。これにつきましては、御承知のように、前内閣におきましても、中央道路と言い、あるいは通称防衛道路と言い、いろんな名称のもとにハイ・ウエイの考え方をもとにした道路計画というものが進められてきておりまして、現に政府が直接これに触れておりますものは、前内閣から受け継いでおります、この中央道路といいますか、要するに東京−大阪間といいますか、神戸までといいますか、関西までの高速道路をやろうということのために調査を進めて参りましたことは御承知の通りであります。今回いろいろ御論議になっておられる内容等は、まだ私も正式には承知をいたしませんが、これらのものも含んで、一そう広範囲なことを考えられておるものと承知をいたしておりますが、なお、これをどういうふうに持っていくのか、これは私としてもまだ最終的な段階を承知いたしておりませんが、私は卒直に申して、前々から調査研究をいたしております。この高速道路といいますか、一段高い道路計画というものは、いろいろな意味において必要なことは当然だと考えております。
そこで問題は、むしろ法律制度の問題も必要でありますけれども、御承知の通りガソリン税による道路五カ年計画というものは、すでに立てられておりまして、この道路の完備を急ぐということが当面われわれの責任でもありますし、国民の税金をこれに集中をいたしておるものでありますから、これはなんとしてもやらなければならん。同時に、今のような要求は、これはいろいろな見地から当然だと思いますが、これはまた別個の財源を得てやらなければならん問題だろうとも考えて参っておりまして、これには従来は今度追加をいただきました二十五億の有料道路の制度がありまして、これで重要なところ、橋または道路をやっておりますが、私はこれの延長拡大をいたしたのが制度としては考えられる制度だ。
そこで問題は、もう国内的には、今前の問題のように、財政的にもまた資金的にも、なかなかこれに向けるような資金が今そこらにころがっているとは考えられません。そこで今度の予算編成の際にも、なんとか手をつけるとすれば、この有料道路の制度を拡大をする半面に、外資の導入、また今回問題となっております余剰農産物資金等を道路の方へある程度向けていくというようなことが現実的な問題でありまして、私はむしろそういう低金利の資金をいかに獲得をするかということに、実は内々努力をいたしておるようなわけでありまして、それが実現をすれば、できるだけ広い範囲に道路網がこの上進みますことは誰も望むところでありますから、どこが必要、どこが悪いというような議論をする前に、建設省としては現実に手のつけられるところからやっていくのだ、そういうことから実は、話が長くなって恐縮でありますが、前内閣で計画をいたしました東京−大阪−神戸間というものの中で、いろいろな議論がありますのは、東京−名古屋間でありまして、これは平地を持っていくというのと山をもっていくというのと、いかにも対蹠的でありますが、私は別に対蹠的に考えませんで、お金さえあれば両方やったらいいじゃないかと思いますが、それよりも名古屋−大阪−神戸間というのは、これは大体大まかに申して一致しておりますから、まずこれから手をつけるべきじゃないかというふうに考えまして、それにはまずなんとしても安い外国の民間資金を一つ入れることが早急の問題でありますので、高碕あるいは一萬田、石橋大臣等とも連絡をいたしまして、今ニューヨークでその資金の獲得にいろいろ、正式ではないかもしれませんけれども、努力をいたしております。この間も世界銀行のドール氏と一晩この問題で会談をいたしまして、非常に理解を深めておるようなわけでありまして、実はニューヨークでは、民間資金ならば二、三千万ドルならば、すぐでも用意してもいいというような向きもあるのは事実であります。しかし、こっちもそんなことだけでは進めませんから、全体の計画と今後の問題とを合せて対策を今いろいろ準備をいたしておる。そのためにこの間も電源開発に来ておりますアメリカの土木の技術者を三人、私の方の道路局の技術者と共同調査させまして、その報告も今作成中でありまして、私としては大計画もとよりけっこうでありますけれども、現美的にできる所からそういうようなりっぱな資金の獲得をいたしまして実現に努力をいたして参りたい。なお、国会等の力強い御支持をいただいて、これが拡大ができますことはより望ましいことだと思っておりますが、まあ今の状態はそういうところであります。