竹山祐太郎の発言 (決算委員会)

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○国務大臣(竹山祐太郎君) まことに適切な御注意でありまして、実は率直に申しますと、私も外から見ております建設行政というものは仕事の性質上とかく疑われがちな仕事でありまして、私も就任以来、そういうことに特に注意いたして参ったのでありますけれども、結論的に申しまして、およそ私の想像したよりははるかに固くやっていると言いますか、自分がそういうことを申してははなはだ恐縮でありますけれども、私の印象としては非常に窮屈にやりすぎておるほどやっているという印象でおりますし、また業界等とも私はもっといろいろ交流したりと言いますか、密接な関係があって注意をしなければならんと思っておりましたが、私の想像以上に、そういう方面との関係等も何にも問題になるようなことのない空気というものは、私の実は想像以上でありまして、そういうことを別に自慢がましく申すわけではありませんが、それでいいとはもちろん考えておりませんので、この上ともに一番注意をしなければならぬ点は委員長の御指摘の点と思いますので、私も全注意をその方面に努力をいたして参るつもりでありますし、今御指摘の行政処分の点につきましても、数が少いじゃないかという御注意、あるいはお感じはごもっともと存じます。今の少なくとも直轄の仕事に対する批難事項に対しましては、ずっと件数が減ってきておりますし、この程度の処置をもって決して無理に少なくしているということではないと考えているようなわけで、まあそこまで直轄事業については、やはり私は良心的に整備されてきておりますが、決して安心や満足をいたすわけではありませんが、実は部外と言いますか、はたの者から言えば、あまりにも建設省は処分ばかりするという非難を受けているということすら言われておりますが、しかし決してそういうことであまく考えているつもりはありませんで、今までの事犯に対して取りました処置は、先ずこの程度がもっとも良心的なものと考えておりますが、なおこの上ともに注意をいたして参りたいと思っております。
 それから今お話の省内におきます査察の、監察の問題は、もっとも優秀な諸君を十三人そろえまして、年がら年じゅうその方面に注意をさせております。私も気ずいた場合には特に行ってこいというようなことで行かしているようなわけでありますので、この方面につきましてもなお一そう努力をいたしたいと思いますし、また受ける方の側に立ってものを考えますと、終戦後の混乱の中でいろいろやられてきましたやり方、制度、また財政状態等を、先ほど申したように、いろいろ中央だけが考えて、地方の実情に合わないようなやり方等もあるのではないかという点なども、大いに一つ検討をいたして参りたい、実を申しますと、この機会に私の印象を申すと、建設省の第一線の役人はいろいろな書類を作ることと、検査に応じていろいろそのとき、そのときの書類を作ることに、技術者の大部分の労力を費しているということも、これは事実私らの印象でありまして、これは先ほど私の申し上げた、ある意味におけるアメリカ式の行政というものが少しいきすぎているんじゃないか、だからこれは専門の人間を置いて、厳密にやらせることは大いにやらせるが、また事務的にはもっと同じようなことばかり書類を作らせないようなことをしませんと、せっかくたくさんの人間を、技術者をかかえておきながら、技術者が技術者としての仕事をしていない、こういう実情等も、これも別の面から反省をさせられているようなわけでありますので、もちろんこの事業の監察をなおざりにしていいとは毛頭考えておりませんけれども、あまりにもまたそういう事務的な形式的な監査、査察のために、本来の仕事が国民のために十分効果をあげていないという点等も実は私は考えさせられているようなわけでありますので、これは一ついろいろ御注意、御意見を伺いまして、占領行政以来のいろいろなやり方について根本的に一度反省検討をいたしてみる必要があるように考えておりますので、もし、一つ皆さま方の今日までの御検討の結論等につきましてお教えをいただくならば、非常に幸いだと考えております。

発言情報

speech_id: 102214103X01719550617_016

発言者: 竹山祐太郎

speaker_id: 3287

日付: 1955-06-17

院: 参議院

会議名: 決算委員会