石橋湛山の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(石橋湛山君) 会計検査院の昭和二十八年度決算横査報告におきまして、通商産業省として御指摘を受けましたのは、第一千八百八十一号以下第一千八百九十七号に至る十七件でございます。これらは大約いたしますると、機械類の管理等において当を得ないもの、国庫補助金の交付について処置当を得ざるもの、国庫補助金交付後における管理に当を得ないもの、その他アルコール専売事業特別会計、緊要物資輸入基金特別会計、特別鉱害復旧特別会計における経理上の不当事項及び米国対日援助物資等処理特別会計、輸出保険特別会計について、それぞれ善処方及び保険引受実績の向上、及びこれに伴う事務費の節減等経営改善について検討の余地ある点が御指摘をいただいておるのであります。これらの案件の経緯につきましては、それぞれの政府委員及び直接担当の説明員から後刻十分に御説明申し上げますつまりでありますが、私といたしましては就任以来、官紀、公紀の粛正につきましては、特に留意いたしまして機会あるごとに監督指導をいたして参つたのでございます。特に経理の面につきましては、諸法規を順守し、予算の忠実な執行に当り、真に公僕としての官務を全うしまして、国民の期待に沿うようにそれぞれの各部局を督励して参つた次第でございます。しかるに昭和二十八年度において数多の御指摘を受けました点は実に遺憾しごくであります。御指摘の案件の中には一応は事情のもっともと思われるものもございますが、なお一そう冷静、慎重に、批判、検討いたしますなれば、事の処理が御指摘のようにさらに正確を期し得て、改善の余地があったと思われます。御指摘の案件の処理につきましては、その後極力事態の改善をはかつて参りましたが、続いてなお万全を期し、事態の整理をはかるのはもちろん、将来につきましては再び過誤を繰り返えさぬよう事務的の指導において万全を期しますとともに、根本的には一そう官紀、公紀の徹底的振粛をはかり遺憾のないように注意をして参る所存でございます。以上御説明申し上げます。