松根宗一の発言 (商工委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(松根宗一君) 社内保留のお話が出ましたが、この社内保留というものの使い道はいろいろあると思いますが、一つは社内保留の主たるものは、減価償却でございますね。これが九社で大体二百五、六十億でございましょう。その他はそのときの豊水その他によって出ますものがそれにプラスされるわけでございます。最近の情勢は、さっきも申し上げましたように、非常に企業努力が進みましたのと、一つは豊水の関係で、石炭の消費が減るというようなことからこの一、二年——今期の決算はまだ私全部を集計しておりませんが、おそらく前期と同じくらいの社内保留が出るものだと思いますが、これらのものは主としてどういうふうに使われておるかと申しますというと、一つはこの借金の返済でございます。今の料金の中には、実は借金の返済をする原資は一つもないわけでございます、減価償却を除きましては。ところが減価償却というものは三十年、四十年かかる。それから借金を返しますものは、一番長いもので開銀の三十年、短いのは七年、五年、あるいは十年、今度延びますと十年ぐらいになりますが、そういうふうな、つまり借金を返していくという一つの原資になる。それからもう一つは、さっき申し上げました企業努力の中に、配電線以下の改修でございますね、これが非常なロスの軽減に役立つわけでございます。これに大部分ぶち込んでいるわけでございます。おそらく毎年正確には私ども数字をつかんでおりませんが、この改修が百億近い数字が私は出ておるんじゃないかと思います。このうちには、一部は今の建設費の中に入るものもありますが、そういう社内保留が出ましたときは、そういう改善工事を非常に進める、というのは各社の大体のやり方になっております。従いましてこの社内保留が結局間接にですね、原価の吸収になり、それが需用家に返っていくという姿を全部とっております。従いましてですね、今のその一部が、今の減価償却のようなものは、借金の返済と今の改善費と同時に、今の新しい建設につぎ込まれる。こういう三つの使い方になっております。そうしてその数字が最近の状況では割といい数字、多い数字が出ております。昨年あたりで六、七十億出ておるんでございませんか、昨年あたりでこの配当後のいろいろな原価を引きましたものですね、そういうものが大体今申し上げましたふうにぶち込まれていくわけですね。従いまして今私が申し上げました資金計画の中にも、減価償却の百五、六十億のほかに、一緒にしまして三百億くらいのものが新しい建設費傘につぎ込まれておる勘定になっております。