渡部伍良の発言 (農林水産委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府委員(渡部伍良君) 御承知のように、この制度は始めてから三年でありまして、管理部長の説明しましたような、終戦直後の何といいますか、本当の意味の農業に専心するという開拓者が相当程度脱落したあとにできておる制度でありまして、しかし先日申し上げましたように、開拓者の中には十分営農が確立していないものもまだ相当あるのでございます。そこでこの制度ができましても、資料をお配りいたしましたように、計算上から私はもっと営農資金として短期資金が必要で、保証をすべきだけれども、そこまで行っていないというような状態になっておるのであります。現在までのところは、要するに金を貸して返す見込みがあるものから優先的にこの恩典に浴しておるような状態でありまして、現在までは代位弁済等もやっていない状態でございます。しかしせんだって申し上げましたように、そういう弱体の入植者にさらにこの制度の利点を均霑せしめる必要があるというので、開拓協同組合の振興等についてやっているのであります。さらに具体的な問題として、もしその中でもいろいろな原因で離脱するというような場合は、債権債務は今度はあとを引受けた人、開拓地を引受けた人に引継いでおくのが原則でございます。例外の場合は、そうでないのもぼつぼつ出ておりますので、債権債務をはっきりしなければ離脱を認めないというふうに指導し、また現実にそういうふうに行われているのであります。これは何といいますか、開拓者が相当苦労をされて相互に援助して行こうという意識が非常に旺盛でございますので、そういう悪いケースが起ってくる場合は非常に少いようでございます。

発言情報

speech_id: 102215007X01119550526_008

発言者: 渡部伍良

speaker_id: 9114

日付: 1955-05-26

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会